ライトノベルなどの台頭によっていくらか緩和されたものの、SFは特殊性があって変わった人が読むようなジャンルだと思われがち。でもそんなことは一切なく、偏見を取っ払って読んでみると本当に面白い作品が多いものです。その中でいくつか紹介します。 また、このなかには「flier」で無料で概要を読むこともできる作品もあります。さまざまなビジネス書、教養書を10分で読めるスマホアプリなので、時間がない方、ご自身で概要を知りたい方はまずはそちらで読んでみてはいかがでしょうか?

物語には圧倒的なリアリティーがあり、あっという間にその世界観へと引き込まれてしまいます。壮大なSF作品ですが、設定がわかりやすくてとても読みやすいので、SFに苦手意識のある方でも楽しく読めるのではないでしょうか。
- 著者
- フィリップ・K・ディック
- 出版日
- 1977-03-01
チャーリーの存在が明らかになるのとはうらはらに、物語はどんどん深い謎へと、科学者たちを導いていきます。そんな中で、天才物理学者ハンスが謎を細かく分解し、次々と解決していく場面は爽快です。
- 著者
- ジェイムズ・P・ホーガン
- 出版日
- 1980-05-23
収録作「殉教」では、ある博士が死後世界と対話できる機械を発明します。博士は聴衆を集め、亡き妻を呼び出して対話してみせたあと、聴衆の門前で自殺。しかし機械の中からは、「死後世界は美しく素晴らしい楽園だった」という博士の声がします。聴衆は驚き疑いますが、また別の男が試してみたところ、やはり死後の世界は存在しているようで…
- 著者
- 星 新一
- 出版日
- 1972-06-19
軽く清々しい少年少女のラブストーリーと思いきや、ラストにかけて続く展開は重く切ない物語です。この物語でキーとなるロリンという謎の動物からは、目を離さないことをおすすめします。
- 著者
- マイクル・コーニイ
- 出版日
- 2008-07-04
ユートピアの「ような」世界の欺瞞に、皮肉を交えて進むストーリー。徹底的に管理されていた世界を読んでいくことで、読者自身が自分の生き方について考えていくことができるでしょう。「すばらしい新世界」は果たしてあるのでしょうか。
- 著者
- オルダス ハクスリー
- 出版日
- 2013-06-12
ロボットの三原則の矛盾に動けなくなるロボットや、自分より劣る人間に作り出されたことが納得できないロボット、人間の心を読み取るロボットのストーリーなど多様なストーリーが語られていきます。それぞれの物語は、時代と共にロボットも進化し、ロボットがより人間に近づいていき、人間を超えていくというひとつの長編とも言える流れを作っています。
- 著者
- アイザック・アシモフ
- 出版日
- 2004-08-06
SFの巨匠アーサー・C・クラークの名作の一つに数えられる本作『幼年期の終り』。「第1部・地球とオーバーロードたちと」「第2部・黄金時代」「第3部・最後の世代」の3部構成です。第1部は地球外知的生命体オーバーロードによる宇宙船との接触を描いています。第2部では、第1部より50年後に初めてその生身の姿を人類に見せた時期、第3部は人類の幼年期の終わりの様が描き出されます。
- 著者
- アーサー・C・クラーク
- 出版日
無理にビッグ・ブラザーを崇拝させたり、恋愛や結婚というものはいけないものだと教えられたり……。徹底的に管理された監視社会がいかに恐ろしいか教えてくれているようです。本作は冷戦下の米英では大ヒットしたようで、ディストピア小説のバイブル的位置づけの作品となったのです。
- 著者
- ジョージ・オーウェル
- 出版日
- 2009-07-18
いかがだったでしょうか。SFが初めてという方は、未来への警鐘を鳴らす作品として、ご紹介したSFを楽しんでみるのもいいかもしれませんね。