西洋史専攻出身で本格西洋歴史小説を描く佐藤賢一。多数の資料を土台にした、正確にして緻密な作品構成が魅力です。佐藤賢一作品のおすすめを5作ご紹介します。

世界史の授業で触れるけれど、詳しくは学ばない歴史上の人物や事件がしっかり描かれていて、日本語でこれほど詳しくフランス革命を扱ったものはないのではないでしょうか。佐藤賢一が歴史レポートを作る流れでできあがった作品らしく、濃厚な物語展開はしませんが、史実に基づいて進んでいきます。
- 著者
- 佐藤 賢一
- 出版日
- 2011-09-16
フランスというと、フランス革命が関わったこともあり、ブルボン朝が有名で資料も多く、カペーについて書かれているものはあまりありません。そういえば、ルイ16世の名前に「カペー」が含まれていたなと思い出した程度でした。
- 著者
- 佐藤賢一
- 出版日
- 2009-07-17
ベルトランの他に彼の主君であるシャルル5世、ライバルに当たるグライーが登場し、物語を進めていきます。ベルトランとグライーの戦いぶりとシャルル5世の背政治上の駆け引きが実に見事に絡み合っているのです。
- 著者
- 佐藤 賢一
- 出版日
- 2001-06-28
イングランド王、フランス王でありながら、二大勢力がともに「フランス人だった」ところ、この戦争をもってフランスやイギリスのナショナリズムが生まれたのだと知ることもできます。
- 著者
- 佐藤 賢一
- 出版日
特に、離婚するためのむちゃくちゃな王の証言を、キリスト教を絡めての論理でダイナミックにひっくり返していく裁判のシーンなどは臨場感があり、緊張と興奮すら感じてしまうことでしょう。
- 著者
- 佐藤 賢一
- 出版日
資料を読み込み、史実を生かした作品作りをする佐藤賢一。解説書のような本も出しているので難しいのでは?と思われがちですが、そんなことはありません。歴史の中に活き活きと描写されるキャラクターたちの魅力をぜひ堪能してみてくださいね。