アップルパイの午後―尾崎翠作品集 (1975年)
尾崎翠は一般的にはあまり知られていない作家ではあるものの、女性ならでは視点で描いた恋や愛の作品に高い評価を受けている作家です。今回はそんな彼女の作品を厳選して5作品紹介いたします。

「私」が「ひとつの恋」を見つけるまでの軌跡、そしてその言葉の意味が徐々に明かされていく様子を描いた物語です。メインは町子の恋ですが、そこを彩る人物たちの描写も面白おかしく、すぐに読み進めてしまいます。彼らは分裂心理や蘚の恋愛を研究しているという変わり者なのです。
- 著者
- 尾崎 翠
- 出版日
- 2009-07-03
しかし、『迷へる魂』に収録された作品からは、そのような濁りは感じられません。どこまでも純粋で、どこまでも真っ直ぐに自然を、そして自分自身を見つめ続けた尾崎翠による言葉たちは、社会に疲れた私たちを癒してくれます。
- 著者
- 尾崎 翠
- 出版日
- 2004-09-16
恋愛と喧嘩という、青春の二大要素を詰め込んだ本作品は戯曲という形をとっています。甘く、しかし恐らくすぐに過ぎ去ってしまう一瞬と、意見が食い違い、お互いに若いため、言い争ってしまう……。そんな青春の一ページが会話形式でありありと伝わってきます。アップルパイの午後―尾崎翠作品集 (1975年)
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『こほろぎ嬢』でのメインは、たどたどしい二人の恋愛です。恋に恋をするような性格である『こほろぎ嬢』は、恋に関してはとても勇敢です。愛しい人と過ごした屋根裏部屋からでなくなってしまうほどの恋愛体質。恋に溺れている様子は、甘くあり、どこか滑稽でもあり、恋愛の醍醐味を初々しいふたりに見ることができます。
- 著者
- 尾崎 翠
- 出版日
詩人・土田九作は、自分を取り巻く世界についてじっくりと考えていました。詩を書くためには、世界を面白く捉えなければならなかったのです。ある日九作は、失恋している女の子に恋をしてしまいます。そして「地下室アントン」を訪れるのです。九作は世界の面白さを捉えることが出来るのでしょうか。
- 著者
- 尾崎 翠
- 出版日
尾崎翠は素晴らしいみずみずしい感性によって世界の断片を収集し、巧みな技巧によって綴ります。彼女の綴る文学は、ありのままの世界に触れる楽しさを感じられる作品ばかりです。