胸にずしりと響く物語を生み続ける、柴田よしき。重く暗いミステリーが多くありますが、他の種類の物語も多く書いています。そんな柴田よしきの作品のおすすめを6作ご紹介します。

小粋な小料理屋「ばんざい屋」を舞台に、過去を持つ女将とそこを訪れる客たちとの心のふれあいが7編の短編ミステリーの形で描かれます。
それぞれの短編には「ばんざい屋の十二月」というふうにサブタイトルがついていて、その季節の旬の食材が登場します。女将が作る料理はどんな味なのだろうと想像が広がって、ミステリーとともに楽しむことができるのもこの小説の魅力です。
- 著者
- 柴田 よしき
- 出版日
- 2004-06-01
女将は、ばんざい屋の客たちの話に静かに耳を傾け、客の細かい感情の揺れにまで心を配ります。ゆっくり話を聞いてもらえて美味しい料理が食べられるばんざい屋は、そこを訪れる客たちにとっては、とても居心地の良い空間なのです。
そしてこの小説には恋愛模様も描かれています。女将の良き相談相手である清水は、店の近所にある骨董屋の主人です。お互いに友情以上の感情があるのですが、客たちのミステリーを解いていくうちに、二人の距離はどんどん近づいていきます。
後半、女将のつらい過去が明らかになりますが、それは想像していた以上に波乱に満ちた出来事でした。そんな過去を清水はゆったりと受け止め、二人は静かにお酒を飲むのです。
タイトルは、あとがきの「猫は水が嫌いなのに、どうして魚が好きなんでしょう? 女の子は辛いこと、苦しいこと、めんどくさいことなんかみんな嫌いなはずなのに、なぜ、いつも恋を追い掛けているのでしょう?」という文章を短くしたとのこと。
- 著者
- 柴田 よしき
- 出版日
- 2004-09-10
1975年と1996年のそれぞれの時代の中で、宿命に操られていくふたりの少女の姿が描かれていきます。
- 著者
- 柴田 よしき
- 出版日
主人公の緑子は、凄腕の刑事でも目立つ美人でもないのですが、読み進めるうちにその魅力に引っ張られていきます。
- 著者
- 柴田 よしき
- 出版日
- 1997-10-25
無認可の保育園に子どもを預ける人たちには様々な事情があり、悩んだり苦しんだり困ったりしているので、ついついハナちゃんが彼らのために頑張ってしまいます。
- 著者
- 柴田 よしき
- 出版日
- 2008-07-15
柴田よしきといえば、この作品を真っ先にあげる人がいちばん多いのではないかと言われているほどの代表作です。
- 著者
- 柴田 よしき
- 出版日
人間の裏を描くミステリーを得意とする柴田よしき。1作はまれば、次々と読みたくなるに違いありません。ぜひ読んでみてください。