筆記試験の種類 ①SPI
皆さんは「SPI」をご存じですか?SPIは、リクルート社が提供している適性検査であり、就職活動において数ある筆記試験の中でも最も利用されているテストです。
受験方法は主に4種類あります。自宅などで受験をする「Webテスティング」、専用のテスト会場の監督下で受験する「テストセンター」、企業に赴いて受験する「インハウスCBT」、企業が指定した会場などで受験する「ペーパーテスティング」です。
SPIテストは以下の2種類のテストで構成されています。
1:能力テスト能力テストは「言語分野」と「非言語分野」に分かれています。
「言語分野=国語」、「非言語分野=算数、数学」と捉えて間違いないでしょう。この能力テストは、問題のレベル自体はそこまで難しくありません。しかし「制限時間が短く、問題数が多いこと」が最大の難点です。多くの就活生が苦労する理由がここにあります。
出題パターンは小学校数学で習う「旅人算・速さの計算」や高校数学で習う「方程式を用いた文章題・確率」まで、多岐に渡ります。そのため早いうちから対策を行い、出題パターンを把握し、素早く的確に回答できるよう練習しておく必要があるのです。
2:適性テスト この適性テストでは、受験者に約200の質問に対し「はい」又は「いいえ」で回答させ、受験者の主に性格・意欲・思考力・ストレス耐性・職務適性等を診断しています。
適性テストで大切なことは、「嘘をつかないこと」です。自分をよく見せたい気持ちは誰にでもあり、背伸びをした回答を選びたくなるかもしれませんが、このテストでついた嘘が、後々自分の首を絞める事態になる可能性も否定できません。
企業によっては面接内容と、適性テストの整合性を重視するところもあります。回答する際には、普段の自身の行動や思考に照らし合わせ、最も自身の感覚に近い回答を選び、ありのままの自分で挑みましょう。
筆記試験の種類 ②玉手箱
SPIと並んでよく話題にされるのが、この「玉手箱」です。玉手箱とは、日本エス・エイチ・エル(SHL社)が提供するWebテストであり、SPIの次に多くみられます。
テスト形態は、主に自宅のパソコンなどで受験する「自宅受験型」です。大手・人気企業で幅広く実施されているテストの為、事前に対策し、攻略しておかなければなりません。
玉手箱は、「言語問題」、「計数問題」、「英語問題」などの能力テストと、性格テストで構成されています。一般的には言語問題、計数問題を能力テストとしているところが多いです。しかし、企業によって科目の組み合わせが異なります。志望企業の受験科目をしっかり確認しておきましょう。
1:能力テスト玉手箱の問題例を見ると、多くの就活生はきっと驚くでしょう。SPIと比較しても、難易度の高い問題が並んでいます。問題形式は、言語問題では長文を読み、与えられた選択肢と長文の論理性を確かめて回答するというものです。SPIテストとは、また違った集中力が試されます。しっかりと対策をし、自信を持った状態でテストに臨みましょう。
特に「計数問題」の方が、SPIと比較してかなり難しいと感じる就活生が多いそうです。「制限時間が短く、問題数が多いこと」はSPIと変わりません。それに加え、玉手箱では「データ処理能力」が必要です。基本的にはデータを示す表が出題され、表の空欄を埋める問題やデータの読み取りに関する問題が出題されます。
あまり馴染みのない出題形式につまずく方も多いかもしれませんが、事前にしっかりと対策を行ってテストに臨めば、怖くありません。
2:性格テスト性格テストでは、受験者は全68問の質問に答えます。SPIの適性テストと同じく、受験者の性格・意欲・思考力・ストレス耐性・職務適性等を診断するものです。
ここでも、嘘をつかず普段の自身の行動・思考と照らし合わせ、自身の感覚に最も近い選択肢を回答するよう心がけましょう。
筆記試験の種類 ③TG-WEB
「TG-WEB」は、大手・人気企業での実施が急増している「自宅受験型」の、ヒューマネージ社が提供するWebテストです。
TG―WEBは、玉手箱のように言語・計数・英語の能力テストと性格テストに分けられます。能力テストの内容は企業によって科目の組み合わせが異なりますが、一般的には言語問題、計数問題で試験する企業が多いため、こちらも玉手箱に似た部分でしょう。志望企業の受験科目をしっかり確認しておく必要があります。
1:能力テストTG-WEBの特徴は、難解で苦手意識を持つ人が多いということです。特に計数分野では推論や図形の展開図など、多くの人が苦手意識をもつ問題が多く出題されます。
しかし、苦手だからといって諦める必要はありません。今ではTG-WEB対策の本も多く発行されているので、多くの練習問題に挑戦し、解法を身に着ければ容易に合格レベルを超えることが出来ます。
2:性格テストTG―WEBの性格テストはとにかく種類が豊富でが、皆さんが受験するテストはほぼ「A8」から出題されています。A8とは「コンピテンシー検査」と呼ばれるテストです。学生の強みを抽出するのが目的であり、前半と後半とで構成されています。制限時間は30分です。
前半は「学生時代に一生懸命取り組んだこと」という項目であり、26項目から3項目までを選びます。続く後半は156問あり、前半で回答した「学生時代に一生懸命取り組んだこと」を思い出しながら、自身の行動・思考パターンと最も近い選択肢を選ぶというものです。