田村隆一は、谷川俊太郎、吉増剛造と並ぶ戦後を代表する詩人です。詩人として有名ですが、エッセイを綴り、アガサ・クリスティの作品も多く翻訳しています。数々の作品から、今回は田村隆一のおすすめエッセイを5選ご紹介します。

西脇順三郎の引用から始まる本作。自分の詩はもちろんのこと、心に残る詩に、その時想った田村隆一の心情が添えられています。短くも軽快なタッチに思わず笑ってしまうことも。
- 著者
- 田村 隆一
- 出版日
- 2004-10-09
「『夕陽を見にいきませんか?』フランス演劇に凝っている青年がわが家にやってきて、だしぬけにこう云った。」(『インド酔夢行』より引用)
- 著者
- 田村 隆一
- 出版日
- 2008-07-10
晩年の作品『自伝からはじまる70章』は田村隆一らしくも、どこか哀愁を感じさせます。戦後の酒場の活気溢れる雰囲気が印象的。熱く語り合った若かりし田村隆一が羨ましくてなりません。
- 著者
- 田村 隆一
- 出版日
「人間は元来、旅をする生きものなんだよ。生まれてから死ぬまでの、長いようでいて、短い旅。人間の生涯は旅をすることなんだ。」(『ぼくの人生案内』より引用)
- 著者
- 田村 隆一
- 出版日
- 2006-12-05
作家ジョン・ガードナーとの公開ディスカッションでも酔っ払い、話の内容なども忘れてしまう田村隆一。そんなどうしようもない人なのに、人に慕われ周囲が笑顔になる存在。田村隆一はその奔放ぶりも有名ですが、それ以上に人情味と思いやりを備えた人だったのかも知れません。
- 著者
- 田村 隆一
- 出版日
田村隆一のエッセイには、詩人らしい言葉の数々が埋め尽くされています。ユーモアに溢れ、多くの人に愛された彼は自由奔放でお酒好きでした。素晴らしい詩を生み出した背景には、そうした「人間らしさ」があるのかもしれません。詩人としてはもちろん、彼の綴るエッセイには「人間、田村隆一」の素顔もちゃんと存在しているのです。