実はあの会社もLGBTフレンドリー企業
2016年にはPRIDE指標という、企業でのLGBT関連の取り組みを評価する指標が、任意団体work with Prideによって策定されました。評価は、ゴールド、シルバー、ブロンズの3段階。2016年のゴールドには、ANAやJALといった航空会社や、NTTドコモなど53社が選ばれています。
もちろんこれらの企業以外にも、衣料品小売店であるGAPや、自然派バス用品などを扱うLushといった企業が、LGBTフレンドリーな企業としてよく知られています。
LGBTについて知る入門書
- 著者
- ["薬師 実芳", "古堂 達也", "小川 奈津己", "笹原 千奈未"]
- 出版日
- 2014-09-30
4つのセクシャリティ(性のあり方)を表すLGBT。そもそもセクシャリティの「3つの要素」を知っていますか。
セクシャリティは、生物学的な「体の性」、自らの性別をどのように認識するかという「こころの性」、恋愛や性愛の対象となる「好きになる性」という3つの要素から成り立っているといいます。このような基本的な知識を知っておくだけで、相手がどのような人となりなのか理解することに役立つでしょう。
さらにこの本は、知識だけではなく、LGBT当事者である学生の声まで知れる魅力があります。学生はもちろんのこと、「相談しやすい先生の6カ条」などの項目もありますので、教育関係者の方にはぜひ手に取ってもらいたい1冊です。
また、LGBTが学生時代に向き合うであろうカミングアウトや友人関係などについても、当事者の生の声からそれぞれの対応策に迫っていきます。これからLGBTについて知りたい方は、「LGBT入門書」として、まず読んでみてはいかがでしょうか。
国際同性婚した著者が「自分らしさ」を説く本
- 著者
- 牧村 朝子
- 出版日
- 2013-11-26
LGBT当事者の声に迫っていきましょう。『百合のリアル』の著者は、パリで国際同性婚をした牧村朝子です。牧村はタレントとしても活躍中。最早LGBTに関する知識を得ていることは、現代の教養になりつつあるといいます。
漫画を挟みつつ会話文で進んでいく本書は、実体験やセクシャリティに関する基礎的な知識や、歴史も豊富なため、読みやすさと読み応えを兼ね備えた1冊です。また性的マイノリティという枠を超え、自分との向き合い方についても深く考えられることでしょう。
1人の人間をカテゴリーが貼り付けられた器に押し込めるのではなく、色々なタグ(札)を主体的に貼ったり剥がしたりすることが大切であるということ。これは対人関係を築いていったり、自らと向き合ったりする際に、誰にとっても重要なアドバイスとなるはずです。
「レズビアンという名前を引き受けても、引き受けなくても、あなたは人を愛せるのよ」(本書より引用)
LGBTの実態としての姿や知識を学べることはもちろんのこと、読者一人ひとりへの優しい眼差しを感じることで、知識の枠をこえた「リアル」を分かることができる、おすすめの本です。