世界中を回って、恵まれない人々を救ってきたマザー・テレサ。そんな彼女が世界中に教えて回った愛について書かれた書籍は多くあります。その中から彼女のすべてがわかる本をご紹介します。

1:「マザー」と呼ばれはじめたのはいつから?テレサの本名とは
「マザー・テレサ」はもちろん本名ではなく、マザーは指導的な修道女への敬称で、テレサは愛称。彼女の本名はアグネス・ゴンジャ・ボヤジュといいます。 彼女がマザーと呼ばれるようになったのは、1950年に『神の愛の宣教者会』を設立した頃から。それ以前は「シスター・テレサ」と呼ばれていたそうです。
2:実はビジネスセンスも凄い!高級車の贈答を受け取った理由とは?
マザー・テレサは自分の目的である「貧困にある人を救う」ために、実は卓越したビジネスセンスを使っていました。 ある時ローマ法王から、高級車であるリンカーンの贈与を打診されたテレサは迷いなくそれを受取り、それを1等商品とする宝くじを実施することによって、売るよりも高い収益を得たそうです。
3:ノーベル平和賞の懇親会実施を拒否!その理由は?
マザー・テレサは1979年、その功績を讃えられノーベル平和賞を受賞します。ノーベル平和賞受賞者はオスロにて実施される晩餐会に出席するのが通常なのですが、テレサはその晩餐会実施を拒否、そのかわりに晩餐会で使われる予算を貧しい人の為に使って欲しいとスピーチしました。 ちなみに賞金はしっかり受取り、当然のことながら貧しい人の為に使ったようです。
4:来日は3回!その時のエピソードは?
マザー・テレサが初めて来日したのは1981年4月、ファミリーライフ協会の招聘だったそうです。当時の日本は、戦後30年をすぎすでに経済大国となっていましたが、彼女は「日本は豊かになりましたが、心の貧しさは残っていないでしょうか?」という言葉を残しました。とっても考えさせられるコメントです。
その後1982年、84年に再びは来日しますが、その後日本はバブル経済に入っていきます。彼女の言葉は当時の日本人に対してどのように響いていたのでしょうか。
5: マザー・テレサの葬儀は国葬となった
テレサは1997年に心臓疾患により亡くなりました。彼女の活動拠点であったインドでは、民衆・政府がその死を悼み、彼女を国葬に付しました。インドでの最大の宗教はヒンドゥー教ですから、キリスト教徒である彼女が国葬にされたというのは、どれだけ彼女が宗教の枠を超えて尊敬されていたかがわかります。
6:聖人列席は尋常ではない「速さ」で決まった
マザー・テレサは2016年9月4日、カトリック教会が認定する「聖人」の列に加えられました。1588年にカトリック教会の列聖省が出来て以来、列聖された人物の死亡から列聖までの期間は平均181年だったのに対し、テレサの時は圧倒的に短く、なんと死後の18ヶ月後から手続きがはじめられました。 それだけ彼女の功績は教会からも認められているということでしょう。
7:彼女を「聖人」のイメージから遠ざける、あの人物との交流もあった
実はマザー・テレサの行動には、賞賛だけでなく批判も生前から多く寄せられていたそうです。その中でも有名なものの1つが、ハイチの独裁者ジャン=クロード・デュヴァリエから勲章を受け取ったというもの。その他にもイギリスのメディア王からの資金提供など、「聖人君子」というイメージとは少し違う実像もあるようです。
この本にはマザー・テレサの行った活動がわかりやすく記されています。貧しい人たちを助けるために世界各国でホスピスを設立し、人々の苦痛を和らげる治療を行なったり、児童養護施設で恵まれないこともたちに教育をほどこしたりと、マザー・テレサの偉業を称えるものばかりです。
- 著者
- シャーロット グレイ
- 出版日
本書の見どころはなんといっても、マザー・テレサの内面に触れられることです。彼女自身が発した肉声をもとにした書籍なので、彼女の言葉から心の内を知ることができます。彼女がどんな思いで救済活動を続けるのかがわかるので、もっとマザー・テレサを知りたいという人にお勧めです。
- 著者
- マザー・テレサ
- 出版日
- 1982-09-17
「愛は、この世で最も偉大な贈り物なのです」
- 著者
- ["マザーテレサ", "Mother Teresa"]
- 出版日
スマートフォンやSNSの普及により人間関係の希薄さや危うさが叫ばれるようになった昨今において、マザー・テレサの説いてきた愛はその人間関係を濃密にするうえで必要不可欠です。それを彼女が献身的に恵まれない人たちを助けてきた行動から教えてくれます。
- 著者
- 中井 俊已
- 出版日
- 2009-11-19
マザー・テレサは当時の講演で爆心地となった長崎を訪れています。そこで子供たちの質問に答えながら命の尊厳について語っていました。子供たちに向けられた優しい言葉で、生きる意味を教えてくれます。日本の地を訪れたマザー・テレサの言葉だからこそ日本人向けのメッセージが多く込められました。
- 著者
- 出版日
マザー・テレサは愛を説きながら恵まれない子供たちや病人たちを癒していきました。そんな自ら苦行を強いた彼女だからこそ伝えることのできる真実の愛が様々な書物になってきました。どれもおすすめです。