10年ひと昔、という言葉がありますが、今回紹介するのはそれよりももっと前、日本が大きく変化した明治から昭和周辺ほどの「昔」の男女の姿です。今でこそ自由で当たり前の恋愛も、当時の人々にとってはそうではなかった、そんな時代の話が分かる本を今回はご紹介します。

その描写力は当時の息遣いまで感じられるほどの臨場感があふれ、微笑ましい暮らしぶりが軽やかな文章で再現されているのです。
- 著者
- 米窪 明美
- 出版日
- 2013-09-03
華族の女性というとどうしても何不自由なく過ごしたお嬢様を想像しがちなのではないでしょうか。しかしこの本に書かれているのはそんな表面だけのありがちなイメージではなく、たしかにその時代そこにあった女性たちの暮らしです。
- 著者
- 小田部 雄次
- 出版日
- 2007-04-26
華族の女性で、文学が好きだということもあり非常に綺麗な文章も魅力の一つでしょう。非常に上品で、品のいい貴族階級にある女性が求められていたのはこういう姿なのだろうと納得させてくれます。
- 著者
- 徳川 元子
- 出版日
物語は村医者から転身し、官軍総司令官となり、そして維新の渦中で死を遂げた大村益次郎の生涯が書かれています。蘭学の知識があり、軍事の才能もあった大村ですが、彼はどのようにして生き、死んでいったのか、それが鮮明に、そして小説として面白くまとめ上げられているのです。
- 著者
- 司馬 遼太郎
- 出版日
- 1976-09-01
幕末周辺の時代を中心とし、登場人物たちを生き生きと描いた作品です。本当にこれが真実なのかはともかく、その明るい作風から非常に読みやすい本であると言えるでしょう。
- 著者
- 南條 範夫
- 出版日
いかがでしたでしょうか。どれも当時の生活を伝える良質の資料であるとともに、読み物としても楽しめる書籍だったかと思います。幕末、明治、大正、昭和、とどれも日本が大きく変わり様々な文化が混ざり合っていた時代です。その時代で生きた人々のことを考えてみるいいきっかけになれば幸いかと思います。