西森博之は数々のヒット作品を生み出している長寿漫画家です。そのストーリーは個性的な面白さと爽快感、魅力的なキャラクターがいっぱいです。「西森ワールド」を堪能できる作品を紹介します。

そんな二人の性格は実は正反対。一方の三橋は頭を使った喧嘩をし、ヒキョーモンと揶揄されることもあります。手が早く、気に入らない人間にはすぐつっかかる短気な性格です。家は貧乏で、お父さんはしがないサラリーマン。そのせいか、金にがめつく、おごってくれる人にほいほいついていくところがあります。おかげでいろいろなトラブルに見舞われることも。伊藤よりもハンサムな設定ですが、性格がわがまますぎてほとんど女の子が寄り付きません。同級生の赤坂理子と両想いなのですが、なかなか素直になれず関係が発展しないまま。
- 著者
- 西森 博之
- 出版日
- 著者
- 西森 博之
- 出版日
それから6年が経ち、女の中の女としてスーパー美少女に成長した恵は美木とともに「天の恵」を探し続けていました。真の姿、男に戻るために。
本の手がかりを得るために入学した高校、そこで恵に一目ぼれしてしまったのが蘇我源造という不良でした。そして平凡な高校生の藤木、変態の安田、現代武士を目指す小林もまた恵に夢中になります。彼らは恵の過去を知り、恵のために「天の恵」を手に入れようと頑張るのですが…
美少女なのに、とても強く純粋な恵も魅力的ですが、この物語の本当の面白さは主人公を取り巻いている他のキャラクター、美木、蘇我、藤木、安田、小林の成長過程にあると思います。
たとえば幼馴染の美木。彼女はいつも冷静沈着で感情を表に出す恵に「そんなんじゃだめよ」「女の子はもっと駆け引きしないと」と少年的な恵の行動をいさめていました。飄々としているように見えた彼女ですが名家のお嬢様である美木には決められた許嫁がいたのです。許嫁は顔も見たことがない金持ちの息子。恵はそんな結婚は認めないと怒りますが、美木は自分が決めたことだ、邪魔をされると本当に困ると言い切ります。
しかしどんなに迷惑だとはねつけられても、恵は自分の信念を曲げません。蘇我達を巻き込んで、
美木の婚約をぶち壊すために動き回り、とうとう婚約相手の岳山が最低な男だということを暴きます。家のためを思い、「何てことしてくれたのよ!」と恵を怒鳴りつけようとする美木。しかし恵の「大丈夫、どんな手を使っても守って見せる」という言葉にこらえていた涙があふれます。
「ホントウハズットイヤダッタノデス…」
かたくなに自分を殺していた美木が解放されていくシーンは胸に迫るものがあります。
一方恵に気に入られようとドタバタする男たちの姿は爆笑必死。コメディとしてもシリアスとしても楽しめる作品です。
『天使な小生意気』については<『天使な小生意気』5分でわかる魅力!本当は男性!美少女の日常?漫画【全巻ネタバレあり】>の記事で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。
この漫画は『道士郎でござる』というタイトルながら、実質道士郎の主君にされてしまった建助の成長物語です。凡人だった建助が道士郎と出会ったことで、普通の道を外れていきます。
- 著者
- 西森 博之
- 出版日
- 2004-08-06
雅矢は外見は怖いものの、本当は純粋な正義感の持ち主。部長の優しさに魅了され、彼女の優しさを身に着けたいと愚直に頑張る雅矢の姿は夏帆と似ていました。そして雅矢の部長へのあこがれの気持ちは次第に恋心へと変わっていきます。
- 著者
- 西森 博之
- 出版日
- 2007-08-10
裸足の彼女に履物を持ってきた圭二郎はうながされるまま、サンダルを彼女の白い足にはかせてやります。その様が気に入ったから家来にしてやると言われ冗談まじりに了承する圭二郎。しかしこの言葉、彼女=柊様にとっては冗談ではありませんでした。柊という名前以外一切の記憶がない彼女を自宅に住まわせ、家来として仕える日々が始まるのですが……。
- 著者
- 西森 博之
- 出版日
- 2016-07-12
西森作品は高校が舞台のコメディと設定が似ているものが多く、どれも同じに見えるかもしれません。でも実はそれぞれに違う個性があり、どれを読んでも面白いです。同じ設定でほかの漫画家が描いても、これほど面白くはならないでしょう。西森漫画独特のテンポを楽しんでください。