夏なら日焼け、冬なら乾燥、若いときにはニキビなどの皮脂が気になり、歳をとった張りがなくなる。 日常的に皮膚のことを気にしている人もそうでない人も、おそらく誰もが皮膚なしに暮らしてはいないでしょう。 その割に、スキンケア以外の観点から皮膚を扱った本というのは実は少ないのです。 マーシャル・マクルーハンは衣服を第二の皮膚と言いましたが、鷲田清一は逆に衣服こそが人間の第二の皮膚だとも言っています。今回は皮膚をテーマに本を選びました。

原題は「touch」。
- 著者
- デイヴィッド・J. リンデン
- 出版日
- 2016-09-21
皮膚学というものがあるとして、日本においてその紹介の第一人者を挙げるとしたらまさにこの本の著者である傳田光洋氏でしょう。
- 著者
- 傳田 光洋
- 出版日
- 2015-07-29
衣服やアクセサリーや化粧や整形された顔といったファッションこそが第一のもので、人間の裸などの身体は第二のものだ、という一見すると奇をてらったような意見を含むエッセイ集。
- 著者
- 鷲田 清一
- 出版日
「私」とは何かについて、進化心理学的な考え方で迫るエッセイを含む論文集。
- 著者
- ニコラス ハンフリー
- 出版日
被差別階級の人々にたいして、かつて遺品としての衣服の取り引き、死んだ家畜の処分などと並んで、皮膚病患者に関する生業を許可するという制度がかつて存在いました。本書はその風習を追いながら、「表皮」と社会問題の関係を辿っていくもの。
- 著者
- 鯨井 千佐登
- 出版日
- 2013-08-23
そのものズバリの書名。『表皮の社会史考』と比べるとやや抽象的でブッキッシュな内容ですが、様々な場面で人の「皮膚」がどのように描写されてきたのかを紹介している1冊です。描写の対象、認識されるイメージとしての『皮膚」がどのような歴史を持っていたのかを知るのにはもってこいだと言えるでしょう。
- 著者
- クラウディア ベンティーン
- 出版日
- 2014-05-07