昔のように真っ直ぐすぎる恋愛には入り込めない、そんな大人におすすめの恋愛漫画をご紹介します。どれも一筋縄ではいかない恋愛、そのビターさがくせになる大人になっても楽しめる名作恋愛漫画を選びました。

- 著者
- 麻生 みこと
- 出版日
- 2010-02-05
- 著者
- 高野苺
- 出版日
- 2013-12-25
- 著者
- 天乃 忍
- 出版日
- 2012-01-04
「ハチクロ」の愛称で人気になった作品です。かわいらしい画風ですが、美大という特殊な空間ならではの、キャラクターたちの夢・才能・嫉妬などなど……すべてが絡み合って物語にどんどん深みが増していく恋愛漫画です。
物語の始まりは、主人公の竹本裕太が美大の先輩たちと暮らしているアパートでの場面。先輩が買ってきた大量のコロッケにみんなで群がるなど、ザ・苦学生という感じの暮らし。貧しいけれど、誰もが青春を思い出す、とっても楽しそうな場面です。
- 著者
- 羽海野 チカ
- 出版日
- 2002-08-19
そして特筆すべきはキャラクターの多彩さ!純朴で好青年の主人公竹本、かなりの変わり者だけどみんなから才能を認められる森田や、高校生の時から才能を見出されていた本作のヒロイン・はぐみなど、個性あふれるキャラクターが登場。全員が人間らしい不器用さやお互いへの想いを抱えながら歩んでいく姿には、胸を熱くさせる力があります。
人間味のあるキャラクターや描写でファンの多い羽海野チカですが、『ハチミツとクローバー』はそれらを十分に感じられる恋愛漫画。ぜひ自分の青春や夢を思い出しながら読んでいただきたいです!
- 著者
- 高橋 留美子
- 出版日
- 2007-04-27
- 著者
- 新川 直司
- 出版日
- 2011-09-16
ひと夏の恋、という言葉があるように、夏は恋の季節というイメージもあります。ちょっと羽目を外し、開放的になる方も。しかし、中には身の内に燃えるような恋心を秘めていることもあります。恋の熱は夏特有の重苦しい空気のように、まとわりつき離れないのです。
『夏の前日』は、美大生の青木哲生と、画廊で働く和装の年上美人、藍沢晶との恋物語を描いた作品です。2人の出会いはうだるような夏の日。人付き合いが苦手な哲生が河原で絵を描いていると、アルバイト先の画材店で顔見知りになった晶が偶然通りかかります。以降、何度も話しかけられ反発していた哲生。しかし、雨の日に傘を届けたことがきっかけで、2人は恋人関係になります。
- 著者
- 吉田 基已
- 出版日
- 2010-02-05
哲生は一匹狼体質で、言葉が足りず、言い方がきつくなってしまうのは、自信がない事の裏返し。不器用な哲生を晶が優しく導きます。しかし、哲生のことを、晶が上手くコントロールしているように見えますが、実はそうでもないというところがポイント。年下の恋人に振り回され気味ではありますが、晶はとても世話焼きで頼れるイイ女なのです。
現代が舞台のはずですが、吉田基已の独特な絵のタッチも相まって、漂う空気は一昔前の、昭和の空気のよう。エロティックなシーンも多く、描写は濃密で、紙面から漂う熱気に当てられてしまうほど。反対に、青い空に日傘を差した着物姿の晶は、夏の日にもかかわらず涼しげに見え、どこかノスタルジックな気持ちになります。
ひと夏の恋は燃え上がり、しかし夏の終わりとともに恋も終わりを告げるという展開が多め。哲生と晶の、燃え上がった恋がどのような終着点を迎えるのか。ぜひ、体調を崩さない程度の暑い部屋で、2人が体感したであろう熱を感じながらページをめくってください。
- 著者
- 眉月じゅん
- 出版日
- 2015-01-09
- 著者
- 久保 ミツロウ
- 出版日
- 2009-03-23
- 著者
- 山田 玲司
- 出版日
- 著者
- 岩岡ヒサエ
- 出版日
- 2017-01-25
- 著者
- チカ
- 出版日
- 2011-04-07
- 著者
- 冬目 景
- 出版日
- 著者
- 河下 水希
- 出版日
- 2002-08-02
- 著者
- きら
- 出版日
- 著者
- ジョージ 朝倉
- 出版日
- 2005-03-11
- 著者
- 一井 かずみ
- 出版日
世代を超えて愛される漫画です。有名なだけに、なんとなく内容は知っているけど読んだことはない、という方も多いのではないのでしょうか。双子がでてくる、ヒロインは浅倉南など、部分的には知っているけど実は読んだことない、そんな人にはぜひ最後まで読んでいただきたい!予想外な展開が多く出てくるはずです。
まず登場人物は双子の上杉達也と和也、そして二人の幼馴染で、隣の家に住むヒロイン浅倉南。この恋愛漫画の主軸となるのは、上杉兄弟が甲子園を目指す物語と、南と上杉兄弟の三角関係を描いた物語の二つ。これらが同時進行していきます。
- 著者
- あだち 充
- 出版日
この三角関係が物語の大きな見どころの一つでしょう。努力家で野球部のエースになる弟・和也と、野球の才能はあるのに努力せず一見不真面目な達也。二人とも南に想いを寄せながら、お互いに気を使うあまり、なかなか行動に移せません。
この三角関係の描写が絶妙で、特にお調子者の達也が時折見せる南・和也への複雑なまなざしには、心打たれます。達也、和也、南、3人のふとした仕草や言葉でお互いの気持ちが交差していく様子は、じれったくもあり、青春を感じる場面が盛りだくさんです。
途中に三人の関係を一気に激変させる出来事もあり、読まなければわからないキャラクターの魅力もあり……ぜひ全巻読んでいただきたい恋愛漫画です!
松本潤、井上真央主演でドラマ化され、大ヒットした漫画、通称「花男(はなだん)」。舞台は名門私立高校、金持ちの子供が集まるこの学校で、中流階級出身の牧野つくしは目立たないよう息をひそめながら毎日を過ごしています。しかし、学校を牛耳る4人組「F4」たちの非道なふるまいに、正義感の強いつくしは我慢できず「宣戦布告」してしまう……というのが、物語の始まり。
- 著者
- 神尾 葉子
- 出版日
何でも親の金で解決しようとする道明寺をはじめ、「F4」たちは見ていて清々しいほどのお金持ち。バイトをしながら学校に通うつくしが、「F4」たちの異常な価値観に庶民代表としてツッコミをいれる姿には、とても共感できるでしょう。
子供っぽく自己中な道明寺が、つくしと接することでやさしさや人間味をもっていく姿にはきゅんとした人も多いはず。他にも、つくし・道明寺と三角関係になる花沢類、茶道の家元の跡取り息子の総二郎や熟女好きのあきらなど、個性あふれる「F4」のメンバーが活躍し、読者を飽きさせません。漫画とドラマ、両方見ていただきたい恋愛漫画です。
とあるアパートで繰り広げられる住人たちのドタバタコメディ恋愛漫画です。繊細できれいな画風に対して、ドMなルームメイトや、かわいい見た目とは裏腹にシビアな一言を言い放つ管理人のおばあちゃん、そしてエグい下ネタを連発するお姉さんなど……、個性的なキャラクターが続々登場します。
- 著者
- 宮原 るり
- 出版日
- 2011-05-30
初めての一人暮らしに心躍らせながら河合荘にやってきた主人公・宇佐。ひそかにあこがれていた女子高生・律も偶然同じアパートだったことに喜ぶ一方で、住人たちのキャラクターの濃さに困惑してしまいます。
個性が爆発する登場人物たちに対し、年相応の男子高校生で、本当は「穏やかに」過ごしたいと思っている宇佐。しかし自分の気持ちとは裏腹に、宇佐はどんどん周りのアクシデントに巻き込まれていきます。そんな宇佐のツッコミっぷりは、この恋愛漫画の魅力の一つです。
律と宇佐の距離が徐々に縮まっていく恋愛模様も描きながら、なんだかんだ仲の良い住人たちの日常に癒される、ハートフルな物語でもあります。
主人公・高橋七美とクラスの人気者・矢野元春、そして元春の親友・竹内匡史の三角関係を描いたまさに王道青春恋愛漫画です。
ただ、矢野の暗い過去や失踪などによって3人の想いは交錯し、七美と元春は離れ離れになってしまいます。人気者で普段は明るい元春の、時折見せる切ない表情は読者をひきつけるポイントの一つではないでしょうか。
- 著者
- 小畑 友紀
- 出版日
- 2002-10-26
無邪気で明るい性格の七美ですが、高校を卒業しても矢野が失意のため失踪しても、矢野のことを忘れられず、いつまでも想いを引きずってしまいます。順調に学生から社会人へと進む七美と、家庭の事情に翻弄される矢野。二人は再会することができるのか、続きが気になってどんどん読み進めてしまう恋愛漫画です。
矢野と七美の恋の行方も気になりますが、ぜひ注目していただきたいのが、矢野の親友・竹内です。七美に惹かれる一方で、親友である矢野のことも思いやる優しい竹内は、誰もが好感をもてるキャラクター。竹内の恋は実るのか?最後までキャラクターたちの行方が気になる恋愛漫画です。
極太眉毛にゴリラのようにゴツい体という、少女漫画とは思えない主人公で話題になりました。映画でも男らしい役者で知られる鈴木亮平が演じています。
- 著者
- アルコ
- 出版日
- 2012-03-23
本作品のヒロイン・大和凛子と出会ってからも、まっすぐな気持ちで大和と接していく姿には魅かれた人も多いはず。作中で猛男の心の声としてたびたび登場する「好きだ」の3文字にも、猛男の性格が表れています。
そんな猛男の友達が「すな」こと砂川誠。脱力系イケメンでシュッとしている彼のキャラクターが、猛男の直球な性格と豪快さを引き立てます。
もちろんラブストーリーではありますが、猛男とすなの友情もこの作品の魅力の一つといえるでしょう。モテるけど女性に興味がないすながどうなっていくのか、期待が高まります。
猛男の強烈な個性と、それが生み出す笑いや感動で心が温かくなる恋愛漫画。読んだら全員が猛男のファンになってしまうこと間違いなしです!
アニメ、ゲーム、映画にもなった話題作です。原作者は切なさや色気のある画風やストーリーで、コアなファンの多い高橋しん。
冒頭は無口でぶっきらぼうな主人公シュウイチと、ドジで不器用なちせのほのぼのとした青春ラブストーリーが描かれます。しかし、突然街を襲った爆撃の中で、シュウイチが目にしたのは鋼鉄の羽で空中を飛び、腕を兵器と化したちせ!ちせは戦地に送り込まれる兵器に改造されてしまっていたのです。
- 著者
- 高橋 しん
- 出版日
ほのぼの学園ラブストーリーから突然悲惨な戦争シーンが描かれる展開には、だれしも衝撃をうけることでしょう。さらに、戦争が悲惨さを増すにつれて、二人の愛が深くなっていく様子には切なさがあふれています。
また、兵器として冷酷に戦うちせが、シュウイチといるときに見せる普通の少女の顔には読者も引き込まれるはず。そんなかわいいちせを想っているのに、素直に口に出せないシュウイチなど、二人のじれったさにも思わずきゅんとしてしまいます。
読み進めるたびにキャラクターへの愛しさやストーリーへの驚きがあり、感動のラストまでぜひ読み切ってほしい恋愛漫画です。
40歳を目前に控えたアラフォー女子、岩谷ヨリが主人公。酸いも甘いもかみ分けた年齢であるヨリの恋は、心の奥に確かな熱をもっています。しかし、感情の赴くまま、その熱に身を任せることはありません。一歩引いた距離感で、どうすることもできない心を持て余しながら、じっと見つめているのです。
- 著者
- 西 炯子
- 出版日
- 2011-05-10
東京の図書館に勤めていたものの、不倫の恋に惑わされ、帰郷することになったヨリ。地元の図書館に勤務を始めますが、結婚や恋愛に対して諦めの感情を抱いていました。そんな中、中学の同級生でイケメンの精神科医に成長していた、真木誠と再会します。真木は妻帯者ですが、ストーカーのようにヨリに付きまとうように。不倫の恋に後悔したことがあるヨリは、恋心を隠して真木から逃げようとします。しかし、念願かなってヨリと関係を持つことができた真木は、じわじわと追い詰めていきます。
自分そっくりの妻を持つ真木に、ダメだと思いながらも惹かれていくヨリ。真木の強引さは時折恐ろしく感じるほどですが、それだけヨリへの愛情が深いということなのでしょう。大人だからこそ、感情のままに動けない、けれども抑えきれない恋心が引き起こす駆け引きはどこか痛々しく感じられます。
恋にだけ生きられるほど若くなく、けれども熱情に身を任せてしまうほどの衝動を持っている。40代目前という難しい年齢の女性の生き方を、リアルに感じることができます。不倫がテーマであるはずなのに、清純ささえ感じられる、胸が痛くなるほど切ない大人のための恋愛漫画です。
多感で思春期全開の健康的な中学生、野村真(♀)。特別なことがあるわけではない、なんてことない学校生活。初めてのAVに、大好きな漫画家との妄想片思いに……くるくると回る、中学生女子と仲間たちの青春の詰まった日々を描きだした作品です。
- 著者
- 渡辺 ペコ
- 出版日
能天気でひょうきんで、まさに健康優良児な中学生の真が繰り広げる、友達と喧嘩したり、先生に腹が立ったり、とにかく思春期らしい年頃の日常と心情が描かれています。クルクルと回る毎日に、ラウンダバウト(回転木馬)というタイトルがピッタリです。
中学生たちの物語ですが、読者層としては大人向け。なぜか同じ世代でドンピシャよりも、大人になってからの方が理解できます。自分の思春期、青春時代を振り返って読むのが楽しいですよ。あれこれ思い出して、きっとほんのり切ない気分になってきます。
テレビアニメが5期まで放送されるなど、根強い人気のあるコメディ恋愛漫画です。執事×ラブストーリーというと、少女漫画の王道というイメージがあるかもしれませんが、本作はただのラブストーリーではありません。
- 著者
- 畑 健二郎
- 出版日
- 2005-02-18
主人公のハヤテは、貧しい家庭に生まれ、働かない親の代わりに家計を支えるまさに苦学生。こう聞くと切ない物語に聞こえるのですが、超ポジティブ思考のハヤテのおかげで悲壮感をまったく感じないのです。
自転車をこげば車に追いつくほど速く、車にひかれても死なないほど頑丈であるなど、屈強に鍛え抜かれているハヤテを見ていると、「次はどんなアクシデントを乗り越えるのか…?」と逆に楽しみになってきます。
超大金持ち・三千院ナギの執事として仕えてからも、同じく執事のマリアや、ナギが通う学院の生徒会長ヒナギクなど、強烈なキャラクターに振り回されていくハヤテ。
アクションやラブストーリー、冒険など、様々な要素が入っているのですが、一貫して笑いや癒し要素があるので、複雑なストーリー構成でもゆるく楽しく読める恋愛漫画です!
- 著者
- 雪丸 もえ
- 出版日
- 2010-03-15
いかがでしたか?大人が読んでも楽しめる恋愛漫画の名作をご紹介しました。しっとりとしたラブストーリー、休日の夜長にいかがでしょうか。