田中圭一とは
田中圭一は1962年生まれ、サラリーマンと漫画家という二足の草鞋を履いていて、漫画家や映画原作者の養成塾である「小池一夫劇画村塾」の卒業生でもあります。
1984年に『ミスターカワード』で漫画家としてデビューし、1986年に発表した『ドクター秩父山』はアニメ化を果たすなど早くから人気を得ましたが、大学卒業後は玩具メーカーに入社。その後も職を変えてはいるものの、漫画家でありサラリーマンでもあるというスタンスは崩していません。
「小池一夫劇画村塾」の生徒だったことからも想像できるように、デビュー当初は劇画調で下ネタを多用したギャグ漫画を描いていたのですが、その後は手塚治虫の絵柄で下ネタ率高めのギャグ漫画を描くという現在のスタイルを確立し、それが田中の代名詞になりました。
また手塚治虫だけではなく、松本零士や藤子不二雄といった、往年の大御所漫画家の絵柄を織り交ぜた作品も多く、その模倣のレベルの高さには舌を巻くばかりです。
京都精華大学マンガ学科の教授を務めているほか、コミックマーケットにて同人誌の販売も行うなど、精力的に活動をしています。
最高にゲスい田中圭一のギャグ漫画『Gのサムライ』
絶海の孤島に流されてしまった侍と公家。彼らは2人とも童貞でした。
童貞のままこんなところで野垂れ死んでたまるか!という精神で、ヤシの実の断面を女性器に見立てたり、女性型の人形で脱童貞を試みたり……2人の死力を尽くした脱童貞の日々が始まりました。
- 著者
- 田中圭一
- 出版日
- 2016-04-15
ヤシの実で自慰行為を始めたり、エイの生殖器は人間の女性器に似ているらしいと脱童貞を狙ったり……とにもかくにも童貞が性欲に忠実に奮闘し、そして失敗していく様子を描いた、超絶お下劣ギャグ漫画です。
恐らく男性はバカ受けすること間違いなしでしょう。しょうもない下ネタで盛り上がっていた、思春期のあの頃を思い返しながら読むことをおすすめします。女性は逆に、「男ってバカね」程度の軽い気持ちで読んでください。
劇画調のタッチでお下劣なギャグを炸裂させる、田中圭一の傑作です。
漫画家好きは必読の1冊『田中圭一の「ペンと箸」』
手塚治虫やかわぐちかいじなど、大御所漫画家のご子息に田中がインタビューを行い、家族の生活や仕事ぶりを、その漫画家の筆致で描いた作品です。
彼らの思い出のご飯が紹介されているのも、本作の大きなポイントとなっています。
- 著者
- ["田中 圭一", "GMOクリエーターズネットワーク"]
- 出版日
- 2017-01-12
ネットサイト「ぐるなび」にて連載されていた本作は、掲載元が食事を取り扱うサイトなこともあり、登場する漫画家の好きだった食事を題材にしたグルメ漫画の側面もあります。
毎回1人、著名な漫画家のご子息にインタビューを行い、制作秘話や家族間でのエピソードなどを聞いて漫画にするという企画で、なかなか知ることができない大御所の素顔を垣間見ることができる作品となっています。
画風はインタビューを行った漫画家のもので描くという徹底っぷりで、逆に田中が絵柄を真似できない漫画家はインタビューの対象から外しているほど。それでも23人ものご子息にインタビューを敢行しているわけですから、彼の凄さがうかがえます。
内容もお得意のお下劣下ネタギャグ漫画ではなく、家族間の絆を描いたようなヒューマンドラマが多いのが特徴で、ギャグ漫画とのギャップに驚くこと間違いなしです。