誰よりも平和を願うバラク・オバマの選択
2008年、大統領に就任したオバマは、前大統領であるブッシュ政権の時代から続く世界各地でのテロ行為により、世間を不安に陥れていたアフガニスタンとの戦争を、政権の最重要課題に挙げました。
平和を愛するオバマ大統領が、どのような思いで、いかなる戦略でこの戦争を決意し戦いを始めたか。そんな内容を綿密な取材と数々の事例資料を基に書きあげ、全米ナンバーワンベストセラーに輝いたのが本書です。
- 著者
- ボブ・ウッドワード
- 出版日
- 2011-06-18
米国を代表するジャーナリストである著者が独自に調べ上げた様々な事実は、どれも生々しく、テロ組織であるアルカイダはどのようにアメリカに入国しているか、更には現在の各国の核保有状況など、衝撃的な内容が多く載せられています。
「壁ぶつけ。柔らかい壁面に、被拘禁者を2~30回ぶつける。」(『オバマの戦争』より引用)
上記は、戦争に関する描写の一文です。その内容はあまりに生々しく、息をつかせぬほどの緊張感の連続で、読み終えた後には思わず、読み終えられたことにホッとしてしまいます。
そんな戦争という惨劇のリアルに真正面から立ち向かうオバマ大統領の毅然とした態度は、とてもかっこよく、自らの価値観について深く考えさせられてしまう一冊です。
世界平和を目指したオバマの広島訪問
2016年7月、オバマ大統領はアメリカの現職大統領としては初めて広島の地を訪れ、観衆の前で演説を行いました。原爆を投下した当事者であるアメリカの代表者として、様々な悲劇の傷跡が今も残る広島の地を訪れるという事は決して簡単な事ではありません。
しかし、平和を愛し、戦争や核兵器の無い世の中を誰よりも願ったオバマ大統領は、周囲の反対を押しのけながら、今後の歴史に残るであろう前例のない訪問を実現させました。
本書ではそんな広島訪問を背景に、政治的・経済的に交流を重ねる日本とアメリカの外交関係について書かれています。
- 著者
- 吉野 直也
- 出版日
- 2016-08-05
「厳しい時間制約はありましたが、戦後71年を経て米国の現職大統領が被爆地広島の地を訪問したことの意義は大変大きいと思います。」(『「核なき世界」の終着点 オバマ 対日外交の深層』より引用)
と、岸田文雄外相のインタビューにある通り、とても大きな意味のあったアメリカ大統領の広島訪問です。
しかし、2016年のこの訪問に限らず、他国との外交というものは様々な思惑が交錯し、行動一つで社会情勢が一気に変わってしまうほどの力を持っており、歴代大統領が広島を訪問できなかったのもそんな社会情勢に妨害されてしまっていたためでした。
そんな圧力を振り払い広島訪問を成し遂げたオバマ大統領の功績や、その背後で起き続けていた様々な妨害、そしてこの出来事が今後の日米関係にもたらす影響を、当事者によるリアルに表現を交えながら紹介しています。この本からは、とても深く、単純ではない国家間のリアルを感じながら平和についてじっくり考えることができるでしょう。
巻末には、オバマ大統領が広島で行った演説の全文が記載されています。全てを読み終えた後改めて演説を読み返してみると、彼がいかに平和を願い、様々な困難を振り払って広島に来日したのか感じることが出来るはずです。是非、本書を手にとってみて下さい。
オバマが送るメッセージ「誰もが可能性を秘めている」
オバマの願い、それは平和な世の中や人種差別の撤廃はもちろんのこと、全ての人が夢と可能性を持てる世の中を作っていくことでした。
本書は、そんな彼の願いを自らの最愛の二人の娘へと伝えるために書かれた絵本であり、その文章一つ一つが愛情に満ち溢れています。世界中の子どもたちはもちろん、ビジネスマンや経営者の方にも、行き詰ったときに何度も読み返す本として選ばれることの多い一冊です。
- 著者
- バラク オバマ
- 出版日
- 2011-07-06
「しってるかい? きみたちは ゆうかんに なれる、ってことを。」
(『きみたちにおくるうた-むすめたちへの手紙』より引用)
アメリカ国内で、まだ階級制度ともいえるほどの過激な人種差別が行われていた時代に、幾多の差別や妨害を乗り越え、黒人として史上初めてのメジャーリーガーという夢を叶えた人物、ジャッキー・ロビンソンの話から本編は始まります。
アインシュタインやリンカーン大統領など、様々な分野において、世界中で常識を打ち破るような功績を成し遂げた13人の人物を例に挙げ、夢を持つことの大切さ、人間が持つ可能性について、優しく語られているのです。
全ての人には無限の可能性があり、自らの努力次第でどんなことでも可能になる。と伝えてくれるこの本は、小さいお子様にも、忙しい毎日の中で夢を忘れてしまった方にも、自らを振り返る意味で一度読んでほしいと思える絵本です。