辰巳芳子の作るお料理は、なぜこんなにやさしいのでしょうか。彼女のレシピや思考にふれながら、料理研究家となった経緯や、先人から伝わる知恵を学べる本5冊をご紹介します。

基本のお味噌汁からはじまり、ポタージュ、ポトフ、冷製スープ......と様々な種類のスープレシピが載っています。本格的なレシピが多く、簡単に素早く作れる料理は少ないですが、「滋養」というものは手軽に手に入れられるものではないのです。
- 著者
- 辰巳 芳子
- 出版日
新書サイズと持ち運びがしやすく、レシピ集としてだけでなく読み物としても十分に満足できるつくりになっています。
- 著者
- 辰巳 芳子
- 出版日
- 2011-01-19
家庭料理というと、人によっては古臭い、慣習的で手間がかかるばかり、などと思う方もいるかもしれません。しかし本書に書かれているとおりに作ってみると、野菜ひとつを茹でるにしても、おいしくするために理にかなった調理過程があるということが理解できます。
- 著者
- 出版日
- 1992-10-01
もの、人間、風土に時間をかけ合わせることによって作り出される「うまみ」が保存食の醍醐味だと辰巳はいいます。本書では彼女がもっている、漬ける・干す・しめる・発酵させるなどの様々な技術が惜しみなく紹介されているのです。
- 著者
- 辰巳 芳子
- 出版日
- 2013-11-29
浜子が取り仕切る辰巳家の食卓は、鮨が出てきたり、5種類の漬物が出てきたりと、一介の主婦のレベルを超えたものでした。浜子の料理への探究心は留まるところを知らず、戦時中の食糧難だったときに手に入れた食材でできあがったのは、なんとパン・ド・カンパーニュ!スープによく合うフランスパンだったのです。
- 著者
- 辰巳 芳子
- 出版日
- 2015-02-18
辰巳芳子の何ものにもくじけずに物事を見据える姿勢は、料理研究家でありながら、哲学者や思想家のような印象も受けます。どんなに時代が変わっても、人間の身体は滋養や旨味を欲してやまないものです。彼女のレシピで、健やかな時間を過ごしていきたいですね。