なるしまゆりは、男女ともに人気の高い漫画家。ファンタジーからミステリ、SFなど、ジャンルにこだわらない作品幅の広さも、魅力のひとつです。中でも、『少年魔法士』や、『鉄壱智』などファンタジー寄りのオススメ5作品をご紹介いたします。

主人公はエーテルでできているものを自由に造り変えることができる強力な神霊眼をもつ、大らかな性格の日本の高校生、敷島勇吹(しきしまいぶき)と、赤毛で紫色の髪を持ち、強大な魔法の力を持ちながら魔法嫌いというカルノ・グィノー。そこに、2人の保護者的存在である、レヴィ・ディブランを加え、物語が進んでいきます。
- 著者
- なるしま ゆり
- 出版日
- 1996-09-09
蟹喰は、実は女装をしている男という、強烈なキャラクター。かつては美脚であり、だからこそ生まれた物語冒頭の一文は、強烈なインパクトで読者の視線を釘付けにします。女装男子、というだけでもキャラクターとしては特異だなという印象を受けますが、その言動もかなり強烈。きっと忘れられないキャラクターになるはずです。
- 著者
- なるしま ゆり
- 出版日
- 2010-02-25
夜長彦という山の神とともに暮らす鉄壱智は、小さな少年の姿をした神様。夜長彦からは山からは出られないと言われていましたが、外の世界に興味津々。ある日、物は試しと外界へ続く滝へと身を投げた鉄壱智は、外の世界へとたどり着きました。そこで、山の神の力を狙う人間と出会い、そのまま旅に出ることになります。
- 著者
- なるしまゆり
- 出版日
- 2005-03-25
物語はミステリ仕立てで、残された遺産と、謎の父親という人物について追っていくことになります。その過程で、灯の隠された超能力が判明。物語は遺産だけではなく、海外の国家組織まで絡み、どんどんとスケールが大きくなっていきます。
- 著者
- なるしま ゆり
- 出版日
- 2013-05-07
本作は死者が次々と蘇る、ホラーサスペンス作品。なぜ死者は蘇るのか、その謎と同時に、死者をなぜ蘇らせてはいけないのか、という命題にも挑むことになります。主人公の竜助は小学生ですが、一連の事件に関わりながらも、謎から距離を置き、冷静に物事をはかれる人物。過保護気味の兄たちとの関係にも、ついニヤリとしてしまいます。
- 著者
- なるしま ゆり
- 出版日
- 2014-05-24
なるしまゆりは、圧倒的に女性ファンの多い漫画家。しかし、その内容な女性が好むような世界観ではなく、とてもハード。キャラクターたちは苦悩し、理不尽な現実や状況が次々と登場します。キャラクターがどう考え、どう答えを出していくのか、心理描写の読み応えと、独自世界に、なるしまゆり作品の虜になること間違いありませんよ。