1950年代に現れ、ビートルズやラモーンズなど後世のスターの憧れであったキング・オブ・ロックンロールことエルヴィス・プレスリー。彼に関して書かれた書籍は多く存在しています。今回は様々な視点から彼について書かれた本5冊をご紹介します。

1:貧しい幼少期を過ごした
エルヴィス・プレスリーの父は農家、母はミシン工場で働いておりました。父は不渡手形を出してしまい、服役するなど、非常に貧しい幼少期を過ごしたとされています。
2:音楽に興味を持ち始めたのは、拳銃の代わりにギターを渡してくれた母のおかげ
彼が11歳の誕生日の時に拳銃を欲しがることがありましたが、もちろん母は拒否します。代わりに彼はギターをプレゼントされました。それを機に彼は毎日ギターの練習をするようになり、音楽の世界に傾倒していったといわれています。
3:白人、黒人の文化がミックスされた環境で自己形成されていった故の魅力を持つ
当時はまだ黒人差別がある時代でした。しかし、エルヴィス・プレスリーは白人だけではなく黒人にも認められた歌手といわれています。彼は13歳の時に黒人街の貧しい地域といわれていたメンフィスというところへ家族と共に引っ越しています。ここで触れた黒人文化のおかげで彼は差別意識を持たない人格へと育ち、多くの人から共感される歌手になったと思われます。
4:母への誕生日プレゼントがきっかけでプロデビューした
彼は18歳の時に母へ自分の歌を録音したものをプレゼントしました。これがたまたまレコード会社の目にとまり、1955年にデビューを果たします。その後曲はメンフィスでヒットしRCAビクターと契約を結ぶこととなりました。
5:エルヴィス・プレスリーは警察官の資格を持っている可能性がある
彼はニクソン大統領より麻薬撲滅取締官の資格を与えられました。またその際に警察バッジをもらっています。通常関係者以外にバッジが渡されることはないため、エルヴィスは警察官の資格を取得しているのではないかといわれています。
6:エルヴィス・プレスリーは亡くなる直前にデヴィッド・ボウイに曲を依頼していた
エルヴィスは亡くなる半年前にデヴィットに電話をし、「コラボレーションをしたい。曲をつくってくれないか。」と、依頼していたそうです。デヴィットはエルヴィスの大ファンだったため、夢叶う前にエルヴィスがこの世を去ってしまったことを悔やんでいるといわれています。
7:ジョン・レノンが苦手だった説
ビートルズはエルヴィス・プレスリーのファンで、ある日彼の家へ招待されました。エルヴィスも彼らとのセッションを楽しみにしておりました。エルヴィスが君たちのCDは全部もっているよといった際に、ジョン・レノンが冗談で僕は一枚も持ってないと言ってしまったのです。以降ジョンのことを避けるようになったといわれています。
8:満期の2年間徴兵に服したことがある
当時アメリカは徴兵制度があり、命令が下りたものは通常2年の服役が必要であった。有名人などは特別処置で免れたり、短期で兵役を終えたりすることがありますが、彼の場合一般人同様に義務をこなし、芸能界へ戻ってきました。
9:エルヴィスは本格的な演技がしたかった
彼は「監獄ロック」というタイトルの映画をはじめ、いくつもの映画に出演しヒットさせています。しかしどれも、深みのないストーリーで、本人的にはもっと本格的な演技ができる映画に出演したかったといわれています。
10:彼はドーナツが大好き
彼はドーナツが大好きで晩年はよく食べていたとされます。なかでも日本でもブームが起きた「クリスピー・クリームドーナッツ」が一番のお気に入りだったといわれています。
エルヴィス・プレスリーは来日経験がありません。そんな当時の日本人が唯一彼の演奏を生で聴けたのが、1973年にハワイから世界に同時中継されたコンサート「アロハ・フロム・ハワイ」でした。この中継は40カ国以上で放送され、日本では37.8%もの視聴率をあげたそうです。
- 著者
- 鈴木 一彰
- 出版日
メンフィス・マフィアとは、エルヴィスのいわゆる取り巻きの総称です。本書はそのメンフィス・マフィアのメンバー、マーティ・ラッカー、ラマ―・ファイク、そしてエルヴィスの従弟のビリー・スミスの3人へのインタビューが記されています。
- 著者
- ["アラナ ナッシュ", "マーティ ラッカー", "ビリー スミス", "ラマー ファイク"]
- 出版日
エルヴィスとプリシラが出会ったのは、なんとプリシラが14歳の時。エルヴィスは20代半ばで兵役中でした。エルヴィスは自分の家族の家にプリシラを住まわせ、その後高校まで通わせます。そして出会いから8年後、2人は結婚するのです。
- 著者
- プリシラ プレスリー
- 出版日
当時のアメリカの差別はひどく、黒人の歌手がヒットソングを出すと、その曲を白人の歌手がカバーして白人用に売っている状況でした。ラジオなどで流れるのはもちろん白人がカバーした曲です。エルヴィスはそんな時代に、黒人の歌声を再現できる白人歌手として発掘され、重宝されました。
- 著者
- ジョー・モスケイオ
- 出版日
- 2016-08-07
「歴史のないところから突如世界に、躍り出たようにみえた。」(『エルヴィス・プレスリー 』から引用)
- 著者
- ボビー・アン・メイソン
- 出版日
- 2005-07-28
エルヴィス・プレスリーに関する著作には、彼の音楽的魅力に関して書かれたもの多い反面、転落やゴシップについてのものも多くあります。
アメリカ南部の小さな家で生まれた彼が、世界のアーティストとなるまでの人生は、物語性に富んでいます。死してなおエルヴィス・プレスリーがキング・オブ・ロックとして語り継がれる理由を、この5冊からぜひ感じてください。