言わずと知れた名作少女漫画『はいからさんが通る』。2017年にアニメ映画化される作品です。実は本作は女性キャラの癖が強く、男性キャラの方が上品だということを知っていましたか?今回はそんな登場人物たち、ストーリーの見所をご紹介します!

- 著者
- 大和 和紀
- 出版日
- 2016-12-13
大正時代のモダンガールと陸軍少尉の恋愛を描いた『はいからさんが通る』。本作の魅力はドラマチックな展開ではあるものの決して暗くはないストーリーです。
時代背景的に戦争の影があったり、関東大震災があったりしますが、あくまでこれは展開の一部。本作の魅力は明るく快活な主人公・紅緒と周囲のキャラクターが織りなす日常のドタバタなのです。
そんな登場人物が魅力的な『はいからさんが通る』ですが、実はキャラ設定が男子の方が上品。女子が破天荒な人が多い作品なのです。今回はそんな本作のストーリーの見所、登場人物、をご紹介します!
舞台は大正時代の日本。モダンガールと呼ばれる先鋭的な考え方、身なりをした花村紅緒が主人公です。
彼女は跳ねっ返りのじゃじゃ馬娘。木に登る、お酒に酔ってべろんべろんになるなど、当時の女性には考えられないような振る舞いで周囲を驚かせます。
そんな紅緒はある日、許嫁だとして伊集院忍という男性を紹介されます。彼に何か惹かれるものを感じながらも、素直になれない彼女はさまざまな騒動を巻き起こしてそれに抵抗します。
しかし日を追うごとに、徐々にお互いの思いが通じ合うようになり、晴れて両思いとなります。幸せな日々を過ごすふたり。
ところがその仲を裂くのが戦争という時代の流れでした。忍は戦場へ向かい、それからしばらくして紅緒は彼が戦死したという知らせを受けます。
悲嘆にくれる紅緒でしたが、上司の青江冬星によって何とか日々を過ごしていました。
と、そこに忍に瓜二つのロシアから亡命してきたというミハイロフ侯爵が現れ……。
コミック版では全8巻、文庫版では全4巻で描かれる壮大な大正ロマンラブストーリーです。
- 著者
- 大和 和紀
- 出版日
- 2016-12-13
本作での見所のひとつが何と言っても紅緒のはちゃめちゃさ。現代の私たちでも彼女のひどさに驚かされるくらいですので、これが大正だったら頭のおかしい人と見られても仕方ないのでは、と思ってしまうところがあります。
特にひどいのが酒癖。彼女自身は美味しそうに飲むのですが、その量が半端ではない。結局は周囲の言葉もお構いなしにどんどん飲んでしまい、さまざまなトラブルを引き起こすのです。
女の子なんだからもう少し大人しくしていれば、とも思えるのですが、そこが彼女のいいところ。
こんな酒乱という特徴も含め、自分の意のままに道を進んでいく紅緒の様子に元気付けられるのも確か。
彼女の主人公らしい前向きさとはちゃめちゃっぷりがこの物語を明るくしています。
- 著者
- 大和 和紀
- 出版日
- 2017-01-13
本作は紅緒のキャラクターが中和してくれているとはいえ、時代背景的にシビアな雰囲気があります。第一次大戦と第二次大戦の束の間の平和な時期ではありますが、日露戦争のあとのシベリア出兵が物語に暗い影を落としているのです。
日本は7万人以上もの兵を戦場に送り、約3000〜5000人もの命が犠牲になったと言われるこの出来事。物語でもその残酷さを感じ取ることができます。
このように人の命が国の命令ひとつで失われてしまう可能性がある時代だからこそ、紅緒の明るさ、そして彼女と忍の恋愛模様が引き立つのです。
また徐々にふたりが互いに惹かれあっていく日常展開、いっときの平和を享受していた場面から、戦中の激動の展開へのギャップも見事。どんどんストーリーに引き込まれていく要因になっています。
戦争のことを知るのは怖くて気が重い側面もあるかと思いますが、このように物語として触れることで歴史に興味を持つ、歴にに触れる良いきっかけにもなるのではないでしょうか。
- 著者
- 大和 和紀
- 出版日
- 2017-01-13
- 著者
- 大和 和紀
- 出版日
- 2017-02-13
- 著者
- 大和 和紀
- 出版日
- 2017-02-13
- 著者
- 大和 和紀
- 出版日
- 2017-03-13
- 著者
- 大和 和紀
- 出版日
- 2017-03-13