主人公の満足げな表情と描かれたラーメンの飯テロ力が半端ない『ラーメン大好き小泉さん』。実際に行きたくなる名店も数多く掲載された作品です。今回は本作の飯テロ力の強さをご紹介します。

- 著者
- 鳴見 なる
- 出版日
- 2014-10-07
普段はツンツンなのにラーメンを食べている時だけ至福の顔になってデレる、小泉さん。そんな彼女のラーメン放浪記、周囲と関わらなかった彼女が少しずつ同級生たちと中を深めていく様子が楽しめる作品が『ラーメン大好き小泉さん』です。
2018年冬にアニメ化が決定しており、その飯テロな様子が動画でさらにパワーアップすることが楽しみな作品でもあります。
今回はそんな本作で実際にいける名店を厳選して全巻からご紹介!ネタバレを含むので未読の方はご注意ください。
普段はクールなのにラーメンを食べている時だけ甲子園球児のように熱く、完食すると天国にいるかのような表情を見せるラーメンが大好きな小泉さん。
普段はツンツンしている彼女がデレッとする相手、それはラーメンでした。
そんな彼女は時に店をはしごするほどのラーメン通。どこにそんな量が入るのだと思うような美少女のガッツリ飯テロ漫画が、今始まります……。
- 著者
- 鳴見 なる
- 出版日
- 2015-02-14
- 著者
- 鳴見 なる
- 出版日
- 2014-10-07
休日だというのになぜか制服の小泉さんが向かったのはあの北極ラーメンで有名な名店。フラれた現場を見られてしまった同級生の美沙は彼女を追いかけて口止めしようとします。
小泉さんのあとを何もわからずについてきてしまった美沙が頼んだのは店員の制止をふりきっての激辛、北極。レベル上げを積んでからのほうがいいのでは、と冷静にたしなめる小泉さんはさすがです。
もちろん小泉さんはレベル上げが済んでいるようで、通っぽい「北極スペシャル」のバター追加、学生限定サービスゆで卵入りです。
小泉さんが注文したのは本巻連載当時に木金曜日限定で発売されていたもの。上にとろりととろけたチーズと、ブタ肉がわりの辛めのチョリソーが乗っています。
しかしチョリソーも激辛スープに刻み青唐辛子というダブルの刺激によってほとんど気にならない辛さ。スープの超絶な刺激はチーズとバターを持ってしてもかなり主張してくるようです。
さすがの小泉さんも汗と涙でいっぱいになってしまいます。
美沙もその辛さ、もとい痛さに虜になり、あとはもう言葉はいりません。
したたる汗も涙もそのままに、とにかくこの辛さを、旨さを楽しむふたり。
見ているだけで熱くなるようなホットな回。読んでいるとクセになるあの辛さがついつい食べたくなってしまいます。
今回小泉さんが向かったのはあるラーメンテーマパーク。おそらく横浜のラーメン博物館だと思われますが、彼女が最初に食すのは現在は本店でしか味わえないあのラーメンでした。
その店の名前はかもめ食堂。気仙沼ラーメン潮味が名物のお店です。
このお店は2015年にラーメン博物館を卒業し、2017年現在は宮城県でしか味わえない名店です。
- 著者
- 鳴見 なる
- 出版日
- 2015-02-14
迷子の外国の少女に懐かれてしまった小泉さんは仕方なくその子といっしょに入店することに。お店の人の気遣いから取り分け皿までもらってしまいます。
しかもその子がギュルギュルとお腹をならしてうらやましそうに見てきているのですから無視するわけにはいきません。
最初は嬉しそうにいろいろと珍しがっていた外国の少女も、ひとたびラーメンを食べると、もうおいしいのひとことのみ。ふたりで仲良くラーメンを食します。
そのあとにやっとその子のお母さんを見つけたふたり。小泉さんはお礼に、とドイツのラーメンのチケットをもらいます。
そしてまさかの2杯目。ザワークラウトにベーコン、独特のスパイスなどの変わり種ラーメンをペロリとたいらげてしまいます。
1食だけじゃもったいないラーメン博物館。さすが小泉さん、満喫しています。
小さい頃に大阪で食べたおいしいラーメンの味をもう一度食べたい、と家庭教室でラーメン研究をする小泉さんのストーカー、もとい友達(候補)の悠。なかなか思い出の味にたどり着けず、苦労しています。
そんなところにやってきたのが小泉さん。普段はつれないのですが、ラーメンのにおいをたどってやってきて、「おいしいラーメンは東京にもある」とあるお店につれていってくれることになりました。
- 著者
- 鳴見なる
- 出版日
- 2015-10-07
そここそが、言わずと知れた神座。券売機に「おいしいラーメン」という名前のメニューがありました!
食べてすぐに口に広がるのは優しい白菜の甘み。懐かしの味にふたりはスープも飲み干し、完食!
器の底に「おおきに」という言葉があるのもいいですね。
思い出の大阪の味を堪能できた悠。東京でも大阪の味が楽しめるなんて、と言うと、小泉さんは何やら思案顔。
その次のページでは東京から新幹線に乗ろうとしています。
さすが本場の味に妥協のない小泉さん。ラーメンに関しては本当にすごい行動力です。
4巻で1話目から目を引くのは真っ赤なラーメン。それは中本のような激辛系のものではなく、トマトがベースのヘルシーなものです。
つるつるの縮れ麺に絡むのはほのかな甘みと酸味が絶妙な旨味を引き出しているトマトスープ。そこにとろとろのチーズが合わさり、もう、最高です。
- 著者
- 鳴見 なる
- 出版日
- 2016-06-17
小泉さんもいつもの至福顔ではなく、また新しい表情を見せます。それがまた可愛い。
汗を流しながら真っ赤なトマトラーメンを完食。
洋風なラーメンならではの最高のシメはリゾット。ねこまんまも、このラーメンならおしゃれになります。
少し敬遠していた変わり種ラーメンも丁寧に解説されると気になってくるもの。おしゃれではあるものの、シメまで食べたいガッツリ系の名店です。
つけ麺はラーメンではないという悠の言葉に強面になる小泉さん。彼女はつけ麺を油そば同様ラーメンの一種だと考えていると言います。しかし何か言い淀む彼女。
数日後、悠に「明日会えませんか?」というメールが小泉さんから送られてきます。いつもつれない彼女自ら誘ってくるなんて詐欺ではないかと疑う悠ですが、とりあえず休日に彼女とある名店へと向かうことになりました。
- 著者
- 鳴見 なる
- 出版日
- 2017-03-30
向かった場所は埼玉県。美沙たちも含めて乗った特急で出た総意は、どこまでがラーメンかなんて結論は出ない。奥が深いです。
しかしつけ麺もラーメンの一種だと思っている小泉さんは、ラーメンはラーメン、つけ麺はつけ麺という悠の考えもわかるが、つけ麺独特の発生の仕方を理解してほしくてここまで来た、と語ります。
さすが布教には熱心すぎるほど熱心な小泉さんです。休日につけ麺を食べに埼玉までくるなんて、今更ですが筋金入りですね。
やってきたのはつけ麺ブーム火付け役とされる頑者。開店前から並んでいる名店で、辛つけ麺と普通のつけ麺をそれぞれ頼む彼女たち。
その待ち時間で小泉さんははじめつけ麺は優しいつけ汁から始まった、とつけ麺のルーツを明かします。
それを知って食べるつけ麺はまた美味しい。というか知識もありだけど、自分で味の濃さを調節できるつけ汁の自由さや、麺自体の旨さがわかりやすい極太麺の良さなど、理屈がどうでも良くなってくる美味しさがあるということが伝わってきます。
そして帰り道、小泉さん単独行動。食べ足りないのか、もう一軒、つけ麺をはしごするようです。
ラーメンもつけ麺もどちらも大好き!な小泉さんなのでした。
次巻6巻ではどんな名店に読者を連れていってくれるのでしょうか?
- 著者
- 鳴見 なる
- 出版日
- 2018-01-30
今回全巻の見所となるエピソードから実在の名店をご紹介させていただきましたが、やはり本作の飯テロ効果を高めるのは鳴見なるのラーメン描写力、小泉さんの至福の顔。文字だけでは表しがたいものがあります。
濁ったスープがとろりと滴り落ちる様子や、透明なスープの清涼感、もちもちとした麺をぷつりと噛むシーンなど、やはり作品でしか体感できない、そして実物の写真よりも美味しそうに見えることもある漫画ならではの表現をぜひ作品本編でご確認いただければと思います。
2018年のアニメ化も含め、ぜひ漫画も読んでいただきたいおすすめのグルメ漫画です!ちなみに待望の6巻は1月30日に発売予定です。
読んでいるとお腹が空いているわけでない時ですら口寂しくなってしまうほどの飯テロ力を持ったラーメン漫画『ラーメン大好き小泉さん』。見事な食べっぷり、ラーメンの描写力に引き込まれること間違いなしです。
ぜひ作品を片手にラーメンを食べに行ってみたり、作ってみたりしてはいかがでしょうか?普段興味を持っていなかったラーメンの魅力を再発見し、新しい食の楽しみを見つけられるかもしれません。