初めまして! プロレスラーのKUSHIDAです。私はこれを書いている今、海外遠征中でニューヨークにいます。プロレスラーという仕事は旅から旅の連続。日本全国を巡業しながら、試合をして、オフになると、今度は海外での試合が入ります。5月は今のところ自宅に3日しかいれませんでした。膨大にある移動時間、私は本を読みます。本が好きです。

小説家とプロレスラー……表現方法は180度、いや360度違えど、生き方はそっくりなんだなと確信できた1冊。本書に書かれた小説家という名の変わり者の姿は、プロレスラーにそのまま置き換えることができる。共通するのは“続けること”の大変さ。1冊なら書けるかもしれない小説、されど小説家として生きていくには、書き続けなければならない。作品を生み続け、さらに評価する者が設定するハードルを越えてこそ、初めてお金が生まれるという、そんな孤独な闘い。書き始めたのは自分、書き納めることができるのもまた自分しかいない。
- 著者
- 村上春樹
- 出版日
- 2015-09-10
読みやすい、面白い、そして泣けた1冊。冒頭1ページを読んだ段階で、この人が書く小説は、頭に入ってきやすい文字の配列だという感覚があった。読むのが比較的遅い私でも1時間かからずに、サクッと読めた。
- 著者
- 又吉 直樹
- 出版日
- 2015-03-11
又吉さんの『火花』は、獣神サンダー・ライガーの「場外での垂直落下式ブレンバスター」を食らったときのような、脳に強すぎる刺激があったようだ。雑誌のインタビューで今後の目標は「プロレスラー初の直木賞作家になる!」と大ボラを吹いてしまったのだ。それをどこからか聞きつけた新潮社から、まさかのまさか! KUSHIDAに小説を書いて欲しいという仕事が、本当にやってきてしまった。
- 著者
- 出版日
- 2016-06-08