3位:美人中学生とドジっ子転校生の秘密とは『ウルトラマニアック』
主人公は2人の女の子。「クールビューティー」と称されて後輩の女子に人気を持つ立石亜由と、少しドジなところもあるけれど明るく天真爛漫な佐倉仁菜が織り成すストーリーです。
シンプルなものを好み常に人とつるむわけでもなく、クールなイメージで人気がある亜由。ある日、最近転校してきた仁奈の落し物を見つけてあげたことから仁奈に懐かれてしまいます。そんな2人にはとある秘密が……。
- 著者
- 吉住 渉
- 出版日
- 2002-08-06
実は亜由はもともとクールだったわけではありませんでした。片想いの相手である架地の好みがクール系な子だと知り、好きになってもらうために努力していたのです。
しかし仁奈の秘密はこんなものではありません。実は仁奈は「魔法王国」からやってきた魔女っ子だったのです!最初は信じていなかった亜由ですが、実際に自分に魔法をかけられて信じることに……。
魔法で人を幸せにすることが夢だという仁奈は、亜由のためにと色々な魔法を使います。しかし、ドジっ子で魔法王国では落ちこぼれだった仁奈の魔法には振り回されっぱなし。魔法をテーマにドタバタなスクールライフが描かれます。
もちろん忘れてはいけないのがラブ要素!架地のことがずっと好きな亜由、片想いしている相手がいるらしい架地にくわえ、仁奈のことが気になっている架地の親友である辻合、仁奈の幼馴染であるユタや不思議な美少女、紗也香なども登場。男と女、魔法使いと人間が入り乱れてそれぞれの恋愛感情が交差していき……。
基本的には楽しい学園コメディですが、主要キャラクターが多く、恋が入り乱れていてドキドキハラハラ。それでも皆が皆を思いやっているため、ドロドロ感はなくどこまでも爽やか!恋愛と友情の大切さがとてもキレイに描かれています。
そしてなによりの特徴と言えばやっぱり「魔法」。誰でも幼い頃に魔法に憧れたり、特に女の子は魔女っ子になってみたいと思ったことが一度や二度はあるはず。
そんなステキな魔法がふんだんに登場し、読んでいてワクワクします。さらに仁奈の魔法はよくある呪文や杖などは使わず、魔法をインストールするモバイルパソコンなどを使っていて斬新で可愛い!
設定や小道具、そしてもちろんキャラクターたち……たくさんのステキ要素がいっぱいで一瞬で読み終わってしまいますよ!
2位:魅力的な双子が周りを巻き込む!学園コメディラブストーリー『ミントな僕ら』
主人公は双子の姉弟、まりあ(姉)とのえる(弟)。顔も体格もそっくりで仲良しな2人ですが、ある日まりあが突然全寮制の学校に転校してしまいます。それは片想いの相手を追いかけるためでした。
シスコン気味でまりあが大好きなのえるは、連れ戻そうと同じ学校に転入することに。しかし1つ問題があり、転入はできるものののえるはとんでもないリスクを負うことになったのです。
- 著者
- 吉住 渉
- 出版日
それは「女装」!男子寮に空きがなく、女子生徒としてしか入れなかったのです。しかしのえるはそれを受け入れ、おおらかな学園長の許可といくつかの条件の下、女装してまりあと同じクラスに入ることに成功します。
なんと言っても顔がそっくりな2人なため、見た目の違和感はなく周りにも疑われることはありません。多少の男言葉や男っぽい仕草が出ても、「ボーイッシュ」なだけだと思われているだけ。
一緒に元の学校に帰ろうと説得するのえると帰らないと言い張るまりあ。なんだかんだと続いていた学校生活で、のえるは佐々という友達もでき、さらに寮のルームメイトである実有に恋をしました。
もちろんのえるを女の子だと思っている実有。男として実有と仲良くなりたいのえるはどうするのか?また、まりあはわりと早い段階で失恋してしまいますが次の恋も見つけます。しかしその恋も多難につぐ多難……。
のえるとまりあが互いに互いの恋を応援しながらの、周りも巻き込んだドタバタスクールライフです。双子の絆ってやっぱり特別で、2人の主人公は本当に楽しそう!
のえるが男だと気付いていなかった佐々からキスされ、その後真相をバラしてお互いに男とキスしたことにショックを受ける、という「女装モノお約束のハプニング」に笑ったり、そっくりな顔を生かしてのえるとまりあが入れ替わってみてハラハラしたりと、とにかく飽きのこない展開が続くのが特徴です。
顔もそっくりで髪型同じにしているのに、ぱっと見でどちらがのえるでまりあなのかはっきりと分かるところに吉住渉のすごさを感じます。滲み出てくるのえるとまりあの魅力に思わず夢中になってしまいますよ!
1位:だけど気になる……伝説の少女漫画『ママレード・ボーイ』
仲がいいと思っていた両親から突然離婚すると聞かされ驚く主人公、光希。しかも旅行先で出会った別の夫婦とパートナーを交換し、再婚して一緒に暮らすと言い出したのです。
もちろん反対する光希ですが、なんだかんだとことは進み結局みんなで暮らすことに。その「みんな」の中には、相手夫婦の息子、遊という同い年の男の子も含まれていて……。
- 著者
- 吉住 渉
- 出版日
ありえないできごとに困惑する光希。さらに遊が光希の高校に転入してきて、見た目はかっこいいのに意地悪な遊に振り回されたり、遊との同居が周りにバレたりと光希の生活は一変してしまいます。
そんなある日、光希は体育の授業でボールがぶつかり保健室で寝ていました。そしてそこに現れた遊。バカにされると思い寝たふりをする光希に、遊はキスを落として去っていったのです。
突然のできごとになにもできなかった光希。気付かなかったふりをしようとしても思わずドキドキしてしまい、遊のことを意識するように……。
さらに光希が片想いしていたけれど過去に振られた相手、銀太が実は昔から光希のことが好きだったと知り、自分の気持ちがわからなくなっていきます。
遊と銀太のどちらが好きなのか迷う光希。また遊の元カノの亜梨実も登場し、さらに恋模様は入り乱れていくことになりました。
2人の男性の間で揺れ動くという王道のストーリーですが、そこは切なく、でもどこか甘い気持ちを描かせればピカイチの吉住渉。戸惑ったり惹かれたりを繰り返しながら、一歩ずつ自分の気持ちに歩み寄っていく光希の心は、まさに恋する乙女心そのものです。
2人が結ばれてからも、光希にも遊にも、そして周りの人たちにも色々な出来事が起こり……。複雑になっていく人間関係や思いがけない事実の発覚で、常にドキドキしてしまう展開。読んだことがない人はもちろん、昔読んだ人が読み返しても間違いなく楽しめる作品です!
『ママレード・ボーイ』とその続編『ママレード・ボーイ little』については
<『ママレード・ボーイ』と「リトル」の登場人物、魅力を結末までネタバレ考察>の記事で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。
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