三姉妹のほのぼのした日常を描いた漫画『みなみけ』
南家には、高校生の長女・春香を始め、中学生の次女・夏奈、小学生の末っ子・千秋の三姉妹がいます。
ある日、高校生ながら2人の妹の親代わりとして家事を請け負う春香の帰りが遅くなるので、夏奈が夕食を用意することになりました。しかし、夏奈の料理の腕は壊滅的。
そこで千秋と一緒に誰でも簡単にできておいしいホットケーキを作ることにするのですが、夏奈は千秋の制止もきかずいきなりアレンジ料理を作り始めてしまい……!?
- 著者
- 桜場 コハル
- 出版日
- 2004-11-05
青年向けコミック雑誌「週刊ヤングマガジン」で連載されている作品で、テレビアニメ化作品は4期にわたって制作されるなど、人気の高い日常系コメディです。物語のメインはタイトルにもなっている「南家(みなみけ)」の三姉妹の日常であり、基本的な構成はこの三姉妹を中心にした1話完結型の短編漫画になっています。
三姉妹の長女で高校2年生の春香は、南家の親代わりとして家事全般を請け負う美少女ですが、流行りに疎かったり怠け者だったりする面もあります。次女の夏奈は中学2年生で、明るい元気な悪戯好きの女の子。公式のキャラクター紹介で「バカ野郎日本代表」と書かれるくらいのトラブルメーカーで、南家を引っ掻きまわすことも多くなっています。そして三女は小学5年生の千秋で、姉妹一番のクールな性格です。頭の良い毒舌家で、次女の夏奈とはよく喧嘩をしますが、長女の春香のことはとても尊敬しています。
派手な事件などはほとんど起こらず、ひらすら三姉妹のほのぼとした日常を、笑いと共に楽しむという形が続きますが、萌え系の要素も入ってくるので、女性よりも男性読者のほうが楽しむことができるかもしれません。日常系のギャグマンガという位置づけですが、ギャグといっても大笑いするほどではなく、三姉妹のゆるい日常をまったり鑑賞し、つい頰が緩んでしまうといった感じの漫画だと言えるでしょう。ハラハラドキドキするよりものんびりほっこりしたい方にオススメの1冊です。
熱すぎない青春バンド漫画『けいおん!』
田井中律は、高校に入学後、軽音部に入るために顧問の元へ訪れましたが、軽音部はそれまでの部員が全員卒業してしまったことで、新入部員が入らなければ廃部という状況になっていました。
そこで律は、文芸部に入る予定だった秋山澪を無理やり軽音部に誘いこみ、さらに合唱部に入るつもりでやってきた琴吹紬も勧誘します。その後、軽音部を軽い音楽、簡単な音楽をやる部活と勘違いした平沢唯も入部して何とか廃部を免れた軽音部は、のんびりとその活動を開始したのでした。
- 著者
- かきふらい
- 出版日
- 2008-04-26
2007年より月刊4コマ漫画誌「まんがタイムきらら」で連載が開始された作品で、同作を原作にしたテレビアニメも人気が高く、後に劇場版も制作されました。軽音部に所属する女子高生達の物語ですが、バンド活動よりもキャラクター達のゆったりとした日常をメインに描かれており、学園ものと音楽もの、そして日常もののジャンルを合わせた作品になっています。
主人公の1人である平沢唯は、軽音を軽い音楽と勘違いするような天然タイプで、音楽に関しても全くの初心者でしたが、軽音部で活動をするうちに、絶対音感と相対音感という才能を開花させ、目覚ましい上達を見せることになります。
そんな唯には憂(うい)という1つ学年が下の妹がいます。勉強、音楽、家事、そして子供の世話など全てにおいて完璧にこなす女の子で、真面目で礼儀正しい性格です。姉の唯のことを非常に好いており、年下にも関わらず姉に勉強を教えるなど、非の打ちどころのない天才タイプです。唯が卒業した後は自らも軽音部に所属し、活動するようになりました。
バンドものといっても基本はバンドをする女子高生達の日常を描いているギャグマンガなので、音楽の知識やバンドのことを何も知らなくても十分に楽しむことができます。唯が音楽初心者という設定も、音楽のことを知らない読者にとっては一緒にいろいろと音楽のことを覚えていく存在として、とても大切な役割を担っています。
しかし、まったりとしつつも学園でバンドをするという青春らしい雰囲気も兼ね備えているので、熱すぎない青春漫画を読みたい、読んで癒されたいという方は、ぜひ彼女達のまったりしつつもきらきらした青春を覗いてみてください。
妹命な兄のシスコン漫画『りぶねす』
高校二年の甲斐堂哲郎(かいどうてつろう)は、自他ともに認めるシスコン。幼い頃に母と死別し、父親は単身赴任しているため、幼い頃から自分を頼ってくる妹の甲斐堂花純(かいどうかすみ)を溺愛していました。
そんな花純も高校一年になり、哲郎と同じ花鳥高校に入学することになります。入学式の日、妹の入学に不審者と間違えられるほどカメラを振り回しはしゃぐ哲郎でしたが、何と花純が告白されている場面を目撃してしまいます。友人の西条飛鳥(さいじょうあすか)からも、花純はモテると聞かされ、哲郎は気が気ではなくなってしまうのですが……!?
- 著者
- 堂本 裕貴
- 出版日
- 2014-11-17
もともとは少年向け漫画雑誌「週刊少年マガジン」で短期連載された作品で、短期連載終了後、「マガジンSPECIAL」で連載、その後「マンガボックス」で長期連載をしています。
主人公の甲斐堂哲郎は、周りをドン引きさせるくらいのシスコンで、自らも「手塩にかけて育て上げた妹は俺のフェチズムの集合体(中略)自分を理解し無償の愛を捧げてくれる。この妹こそが最強の伴侶だ」と公言することを憚りません。
そんな哲郎に溺愛されているのが妹の花純で、その可愛らしさは天使のようだと言われるほど。異性からも高い人気を誇り、告白されることも多々あります。兄のことは信頼しており、喧嘩をすることはあってもその信頼関係が揺らぐことはありません。そのことが、兄がどんなに度を超えたシスコンになっても、妹が嫌うことはないという安心感につながっており、読者は安心して読むことができるでしょう。
哲郎のシスコンは、常識的に見てしまえば気持ち悪い域にいっていると感じる方もいるかもしれませんが、一方で、いくら周りから引かれても妹のことを大切に思うという軸がブレないためか、好印象を抱く方も多いのです。妹を溺愛する兄と、そんな兄の愛情に対して時に反発しながらも結局まんざらでもない妹が、今後どのような関係になっていくのか……その行方はぜひ手に取って確認してみてください。