ついにラブホ街へ……!
結局3回目のデートでキメることのできなかった渡良瀬橋は今回4回目のデートです。もちろん考えることは変わっていません。
出典:『恋愛の神様』
デート前、ひとりきりの時に口に出して「初セックス」とつぶやいてみたものの、全く実感が湧かなかった渡良瀬ですが、なにわともあれデートは始まり、戦いの火蓋は切って落とされたのです。
「今夜キメるぜラブ&セックス!! セックス&ラブ!!
31年の童貞人生にさよならを……」
そしてひととおりデートを済ませ、食事の後に駅までの道を散歩するふたり。渡良瀬橋は当初計画していた予定通りにそのままラブホゾーンへと向かいます。
今までこの禁断のゾーンをひとりで歩いた時の情けなさ、さみしさを思い出す渡良瀬橋。しかし今夜はひとりじゃありません!里子も何も言わずについてきます。さぁ今こそ大チャンスです!
しかしやっぱり31年間積み上げてきたものの重みで渡良瀬橋は身動きがとれなくなります。怖くてホテルに誘えず、踏ん切りがつかない様子を見て恋愛の神様が一喝します。
「これ以上女に恥をかかせるな渡良瀬橋!!
彼女のほうから『ホテルにいこう!』なんてそんな都合のいい言葉は神に誓ってもないぞ!!」
その言葉に目を覚ました渡良瀬橋。歩みを止め、決意の面持ちで里子にこう宣言します。
「俺は 里子ちゃんとラブホテルに入りたい!!です!!」
どストレートの豪速球!!ひねりもありませんが、そこまで失敗とも言えない言葉ではないでしょうか?果たして渡良瀬橋は男になれるのでしょうか!?
まさかの実家クエスト!?
その日、渡良瀬橋は重大なミッションをこなしにある場所へやって来ました。それは里子の実家。そう、ついに彼はここまでやってきたのです。
優しそうな母に迎えられ、緊張しながら里子の実家に足を踏み入れる渡良瀬橋。ちょうど父親がいないと言われ、「あ!!そうなんですか!!」と言いながらも、いきなりふたりは荷が重すぎるからと今日を選んだ渡良瀬橋。
今日の彼のクエストはまず里子の母をお母さんと呼ぶことです。
里子の小さい頃のアルバムを見ながら体の弱かった彼女の昔話を始める母親。父親が忙しいから自分が急いで自転車で彼女を病院に運んだことを振り返ります。
それを聞いた渡良瀬橋、しんみりした表情で「そうだったんですか……お母さん…」と自然に言葉が口をついて出ます。まさかの早々のミッションコンプリート。しかしそこは渡良瀬橋、こんなに軽々とクエストを終えるような有能な人物ではありません。
調子をこいて何度もお母さんを連発する渡良瀬橋の目の前に現れたのは何と父親!雨のせいでゴルフを切り上げて早めに家に帰ってきてしまったのです。
まさかの追加ミッションにいつものように頼りなく慌てる渡良瀬橋。果たして彼は第2ミッション、里子の父をお父さんと呼ぶ、をクリアすることができるのでしょうか?
U-NEXTで実質無料で読んでみる