5位:パティシエを目指す癒し系メガネ男子『好きって言わせる方法』
西崎菜乃花16歳は、「最高の男」をゲットすることを人生の目標に、日々自分を磨くことを怠らず、常にモテテクニックを勉強しています。その甲斐あってか男子からはとてもモテるのですが、同性からは嫌味を言われることもしばしばでした。
そんな菜乃花は、ある日電車の中で、空いた座席に鞄を置いて場所取りをする男子生徒を目撃します。その行為に最初は憤りを感じた菜乃花でしたが、その男子生徒は少し離れた場所に立っているお年寄りを座らせるために場所取りをしたのでした。
その行為に自分の理想を見た菜乃花は、男子生徒が同じ学校の河合悠人(かわいはると)という2年生で、料理部に所属していると知ります。菜乃花はさっそく料理部に入部し悠人にアプローチをかけ始めますが、菜乃花のモテテクニックはことごとく悠人に通じなくて……!?
- 著者
- 永田 正実
- 出版日
- 2009-10-23
少女向け漫画雑誌「別冊マーガレット」で連載され、コミックスは全9巻発売されており、1巻には全部で4話の話が掲載されています。
主人公の女子高生・西崎菜乃花は、「最高の男」をゲットするため、日々自分磨きや男子にモテるための勉強を欠かしません。仲の良い友達からは恋愛テクニックを伝授して感謝されることもありますが、男子から人気があるうえ付き合った男が少しでも気に入らなくなると簡単に振ってしまうため、同性からは嫌われてしまうタイプです。
それでも少女漫画の主人公として嫌味がないのは、現実だったら見えない彼女の気持ちや努力が描かれていることに加え、彼女がお年寄りに席を譲る人を好きになったり、夢を諦めている悠人に対して芯のある意見を言ったりと、しっかりとした信念を持った女の子だからでしょう。
菜乃花が好きになる悠人は、料理部に所属していてパティシエになるのが夢ですが、家業である自転車屋を継ぐため、早いうちから夢を諦めています。女子生徒の多い料理部に所属しているためか、菜乃花のアプローチに気がついているのかいないのか、全く反応がありません。
ドロドロした人間関係や横やりを入れてくるライバルなどが登場しないぶん、ハラハラ感はありませんが、ほんわかとした物語を楽しむことができます。ハラハラ感が少ないということは、言いかえると安心感があるということでもあるので、癒されたい時やホッとしたい時にオススメです。表題作である「好きって言わせる方法」の他に、弱気な柔道部員の男の子の話や、素直になれないツンデレの女の子の話など、いずれも心温まる作品が掲載されています。
ほんわかした可愛い系で、ちょっと鈍感な料理好きメガネ男子に癒されたい方はぜひ手に取ってみてください。
マンガMeeで毎日無料で読んでみる
4位:理屈好きなツンデレメガネ男子『僕と君の大切な話』
高校2年生の相沢のぞみは、同級生の東司朗に片思いをしています。その想いを伝えるため、のぞみは駅のホームで読書をしている司朗に声をかけます。その話題は、男はどうして戦いが好きなのか……ということでした。
少年漫画といえばバトルの連続、手からビームが出ることにどんな意味があるのか……そんな話をするのぞみに、司朗は反対に、どうして女は色恋沙汰が繰り返される少女漫画を面白がるのかと聞いてきます。駅のホームで繰り広げられる不可思議な告白タイムの行方とは……?
- 著者
- ろびこ
- 出版日
- 2016-03-11
少女向け雑誌「デザート」に連載されている作品で、同雑誌の中でも人気の高い漫画です。基本的な舞台は駅のホーム、登場人物はのぞみと司朗の2人で、この2人の軽妙な会話によって物語は展開していきます。「トーキングラブコメディー」と銘打たれているように、ストーリーよりも2人の会話が中心の作品です。
のぞみは、一見すると天然系の大人しそうな女の子ですが、その実は好きになった男の子を尾行するなど、ストーカーじみた行動を取ってしまうことがあります。そんなのぞみが想いを寄せる司朗は眼鏡をかけた読書好きで、何かと変な理屈をつけて話をする癖があります。どちらもちょっと風変わりな性格をしていますが、そんな2人だからこそ、生まれる会話はとても軽妙です。
どこか哲学的な会話をしていると思ったら、どうでもいいと思わずツッコミたくなってしまうくらいくだらない会話を繰り広げていたりします。基本的に物語は2人の会話劇であり、起承転結のはっきりしたストーリーが展開していくわけではありません。そのため、ストーリーを重視したい場合には物足りなさを感じることもあるかもしれませんが、気軽に楽しみたい時や、思わず笑ってしまうような恋愛漫画を読みたい時にオススメです。
少女漫画なのでもちろん恋愛話がメインですが、それらが会話劇で描かれていることもあり、男性を始め普段少女漫画には馴染みのない方にも入り込みやすいでしょう。少女漫画としてではなくコメディ漫画としても十分に楽しむことができる作品です。
理屈と読書が好きで時に妙な屁理屈をこねる変わり者ですが、ストレートな好意にはつい照れてしまうツンデレメガネ男子を、軽妙な会話と一緒に楽しんでみてください。
3位:メガネをかけたかるたの天才『ちはやふる』
小学生の綾瀬千早(あやせちはや)は、ミスコンで最終選考に残るほど美人の1つ上の姉が自慢。姉が日本一になることが、千早の夢でもありました。明るく元気な千早は姉のことを応援していましたが、思ったことをすぐ口に出してしまう癖があり、そのことでいつも姉に怒られていました。
ある日、千早のクラスにメガネをかけた大人しそうな綿谷新(わたやあらた)という男の子が転校してきます。福井から来たという新は、言葉の訛りや家が貧乏であることをからかわれて、クラスから浮いてしまっていました。しかも千早が、自分の家へ新聞配達しに来た新のことを思い出しクラスで言ってしまったために、新はますますクラスメイトからからかわれるようになってしまいました。
責任を感じた千早は新をクラスメイトからかばいます。そのことをきっかけに、新の家へと行った千早は、そこで新と百人一首をやるになります。百人一首なんて学校でやっているくらいでさほど興味はありませんでしたが、新のあまりにも早く真剣なかるたの取り方に、千早も次第に熱くなってきて……!?
- 著者
- 末次 由紀
- 出版日
- 2008-05-13
女性向け漫画雑誌「BE・LOVE」に連載されている作品です。アニメ化をはじめ実写映画化されたり、コミックスは累計1200万部を超えたりするなど、高い人気を誇っている作品です。「畳の上の格闘技」とも呼ばれる競技かるたを題材にしているため、その激しい競技シーンは、少年漫画のバトルシーンやスポーツ漫画の試合シーンなどと共通する熱い作風であることも特徴です。
主人公の千早は、新との出会いをきっかけに、競技かるたへ情熱を燃やすようになります。それは、高校生になって自らかるた部を創設するほどで、周りからは「かるたバカ」と呼ばれるようになります。生まれつき持っている優れた聴力と高い集中力を武器に、かるたの世界一を目指していくことになります。
千早をそれほどまでにかるたの世界へ引き込んだのが、綿谷新です。千早と出会った当初はメガネをかけた大人しいタイプの少年でしたが、かるたに対する情熱は誰よりも熱く、かるたのことになると口数も多くなります。新の祖父は競技かるたの称号の1つである永世名人であり、新自身も全国大会で優勝するほどの実力の持ち主でした。しかし、再び引っ越しのために千早達と別れることになり、その後、ある事情からかるたの世界から離れることになってしまいます。
千早の競技かるたに対する情熱はもちろん、そんな千早を中心に高校生達が躍動する姿に感動する方も多いでしょう。百人一首のことは知っていても、競技かるたというものは知らなかった方も多いかもしれませんが、その競技シーンはまさにスポーツです。千早がかるた部を作るために部員を集めたり、弱小部を率いて奮闘したりする姿はスポ根ものともいえる雰囲気があります。そのためか、少女漫画でありながら性別や世代を超えて幅広い方から支持を集めているのも、この作品の特徴です。メガネをかけたかるたの天才少年と一緒に、熱い競技かるたの世界を楽しんでみてください。