映画『ローマの休日』などの主演女優として有名なオードリー・ヘップバーン。そんな彼女の生涯や、女優としてまた一人の人間としての彼女の横顔について知ることのできる本をまとめてみました。

1:反ナチス運動の参加者だった
幼少の頃からバレエの経験を積んでいたオードリーは、1944年ころにはバレエ公演ができるほどになっていました。そんな彼女は秘密裏に公演を行い、そこで得た資金を反ナチスのレジスタンス活動に提供していたと言われています。 また、当時の悲惨な戦争体験が、後のユニセフへの献身に繋がりました。
2:実は「鼻」にコンプレックスをもっていた?
スッと通った鼻は、彼女にとっては大嫌いでコンプレックスでもありました。 しかしその鼻をあえて隠さず、相手の視線が鼻に集まらないよう、目や眉に特徴を持たせる工夫をしたと言われています。
3:摂食障害だった?
オードリーが10代の頃は、ナチスがヨーロッパを席巻していた時代でした。
その中で、身を隠しながら生きていた彼女は食糧難の中で過ごしており、16歳の時点で40kgを下回っていました。
この経験が摂食障害に近い精神状態を作り上げてしまったと言われています。
4:多言語を操る才女だった!
オードリーは、父がイギリス人で母がオランダ人。 さらに幼少期にイギリス・ベルギー・オランダを行き来していた関係で、英語とオランダ語の2カ国語を話す生活は早くから始まっていたようです。
さらに、海外に出る機会に恵まれていたこともあり、スペイン語、イタリア語、フランス語まで話せ、合計5か国語を操っていたと言われています。
1:『ローマの休日』に出演するまでの経緯について
「ローマの休日」はアメリカ人の映画監督ウィリアム・ワイラーによって撮影されたものです。そのヒロインに、なせヨーロッパ人である彼女が選ばれたのでしょうか?
当時ウィリアムはハリウッド女優の中からヒロインを探していましたが、「王族の女性」というイメージに合う女優が見つかりませんでした。アメリカには王室がなかった、ということが影響していると言われています。 ならば王室の多いヨーロッパで探そうということとなり、スカウトマンの一人がオードリーを見つけたのです。
2:映画からファッションが発信した
1954年に公開された映画「麗しのサブリナ」のヒロインとして出演した際、彼女が着用していたパンツが「サブリナパンツ」と呼ばれ、ファッション界に影響を与えました。 1955年には、ゴールデングローブ賞を受賞したことで、その影響はさらに大きくなっています。
3:最後の映画出演について
ローマの休日が代表作であるオードリーの最後の映画出演作品は、1989年公開の「オールウェイズ」で天使役で出演しました。 1970年代から女優業から遠ざかり、ユニセフ等の人道活動へシフトしていった彼女の遺作として有名です。
4:言を担ぐ一面があった
オードリーは、自身のラッキーナンバーとされていた「55」に大変こだわっており、「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」「パリで一緒に」などの撮影で用意された楽屋も必ず「55」番を使っていたといわれています。
さらに、「ローマの休日」でアカデミー賞を受賞した際、式典には撮影で使用したドレスを「ラッキードレス」と名付けてて着用していたと言われ、苦労人・努力家といった人生とはギャップのある一面ものぞかせています。
5:ペットに「鹿」を飼っていた?
彼女が主演を務めていた映画『緑の館』では、ピピンという名の小鹿が登場します。 撮影用として用意された鹿でしたが、撮影中も哺乳瓶を使ってミルクを上げるなどのピピンとの関係構築を頑張っていたようですが、ピピンにメロメロになったヘップバーンは撮影後にそのまま引き取って飼いだしてしまったそうです。
実際にはあまり自分の生涯について語ることがなかったオードリー・ヘップバーンの生涯について書かれているものです。特徴的なのは、描くにあたって、彼女の家族や友人などへの丁寧な聞き取りや細かいリサーチ、そして豊富な未公開の写真資料によって、これまであまり知られることのなかったオードリー・ヘップバーンの生涯を生き生きと描写している点です。
- 著者
- バリー パリス
- 出版日
写真がふんだんに使われている本書ですが、写真の解説やオードリーに関する詳細な情報データからは、様々な角度から彼女の生涯や活躍について知ることができます。オードリー・ヘプバーン パーフェクトスタイルオブオードリー AUDREY HEPBURN―perfect style of Audrey (MARBLE BOOKS Love Fashionista)
- 著者
- 出版日
世界的に有名で、かつ多くの人々から愛されたオードリー・ヘップバーン。しかし、それでもなお彼女はその立場に甘えたり傲慢になることなく、むしろ謙虚で控えめで、芯の強い一人の女性であり続けました。本書に掲載されているオードリー・ヘップバーンの言葉からは、そんな彼女の人柄がにじみ出てくることでしょう。
- 著者
- 山口路子
- 出版日
- 2016-08-10
この本は、オードリーのオリジナルの写真を世界で最も所有しているオーストラリアのライター、デイヴィット・ウィルズにより執筆されています。彼女にゆかりのあった映画監督やファッションデザイナー、映画の共演者らによる賛辞や、エピソードを紹介するほかオードリー自身の回想も交えています。
- 著者
- デイヴィッド ウィルズ
- 出版日
- 2013-07-25
そして、気になるのがタイトルにもあるオードリーが作ったレシピです。彼女が家庭に生きる女性としてもたくましく生きていたことがうかがえます。レシピ集というと淡白な印象がありますが、そこに込められたオードリーの思いに耳を傾けてみると、面白いものです。
- 著者
- ["ルカ ドッティ", "ルイージ スピノーラ"]
- 出版日