こんなゆるいファンタジー漫画見たことない!設定は王道の『魔法陣グルグル』が無料で読める!
物語は現実と魔法の領域、ふたつの均衡から成り立つ世界が舞台。長い間平和が訪れていましたが、近頃魔王ギリが不穏な動きを見せ始めていると言われています。噂によると彼は「闇の世界」に足を踏み入れ、そこから力を引き出してこの世界を支配しようとしているのです……。
と、ここまで聞くとまるでこれからハラハラドキドキのファンタジーストーリーが始まるのかと思われるでしょうが、本作の見所はギャグ。ゆる〜い画風にぴったりなやる気のない勇者・ニケと、夢見がちすぎて頭の中がお花畑チックな魔法少女・ククリが主人公です。
物語の核はククリの使う魔法陣グルグルの謎を解き明かすところにあるのですが、その秘密は生みの親を知らない彼女本人も未知の領域。だからと言ってその謎への探究心は全くなく、旅もそんな感じで進んでいくのです。
しかしちょいちょい伏線のような箇所がありつつも、ゆるいギャグ漫画なのだろうと読者が油断しているところに本格的なファンタジー要素が詰め込まれていきます。特に終盤のスピード感溢れる展開は見もの。今までの伏線を回収して一気に物語が進んでいきます。
王道の設定、からのギャグ、からの本格ファンタジー要素と飽きることなく楽しめる作品です。
マンガUP!で無料で読んでみる
やる気はどこかに置いてきた!勇者・ニケ
いつも肩の力が抜けていて、エッチなことに目がない普通の少年、ニケ。ストーリー上メインで戦うのはククリですが、彼も回を追うごとにレベルアップしていき、徐々に勇者らしくなっていきます。
- 著者
- 衛藤 ヒロユキ
- 出版日
彼の特徴はなんといってもゆるいところ。例えばククリがグルグルで出した「長い声のネコ」という魔法は間の抜けた声で鳴き続けるもので、すべての魔法を無効化するもの。
しかしその声によって人間のやる気も奪ってしまいます。魔物の魔法を無効化したのはいいものの、戦えないと困っている場面で活躍するのが勇者ニケです。なぜ彼は戦えるのでしょうか?
「あっ勇様!勇者様は平気だ
ふだんから気が抜けてるからっ」
さすがゆるすぎる勇者様、ニケです。
そんな彼はところどころで勇者らしい発言をキめ、ククリをうっとりとさせるのですが、クサい雰囲気に敏感に反応する風の精霊ギップルによって雰囲気を台無しにされます。
例えば初めてギリ側に勇者たちの存在を知られてしまった時のこと。これからますます敵の襲来が増えるだろうな、と心配しつつもこう言います。
「ま 来るなら来い!
おもしろくなってきそうだな!」
少年誌の主人公らしいセリフでバンダナを巻き直している姿にククリは何もいわずに頬を染めますが、遠くにいるはずなのになぜかその空気を感じとったギップルのコマによって台無しに。かっこいいのになかなかキマらない残念勇者です。
夢見がちな魔法使い少女・ククリ
ミグモグ族という魔法使いの一族最後の末裔、ククリ。ミグミグ族だけが使いこなすことのできる古代の魔術、グルグルと彼女の出生にストーリーの鍵がある重要なキャラクターです。
- 著者
- 衛藤 ヒロユキ
- 出版日
- 2014-02-22
彼女はいつも夢見がちな少女。今まで慣れ親しんだ王国を離れる時も、モンスターがいるという恐ろしい世界に旅立っていくというのにこんなことを言います。
「これからいよいよあたしたち世界を冒険するのね!(中略)
どんな世界が待っているのかしら……」
頭の中はストーリーの山場だけを集めたような、でも全く突拍子もない妄想でいっぱい。なぜか魔法の呪文が「焼芋(スイートポテト)!!」だったり、謎のキーアイテム「ムーンストーン」が出てきたりと、確かにとても楽しそう。
しかしそんな憧れの気持ちだけでいいのか冒険の始まり……。実はこの一連の妄想はただのギャグに見せかけてのちのちの伏線になってくるので、注意して読んでみてください。
ククリの人気の理由のひとつはニケを心から信じる可愛らしい性格です。ある日ニケはこんな普通で取り柄のない自分が本当に勇者でいいのかと自問自答します。そんなときに彼女がこう励ますのです。
「あの…勇者様はいつも通りに今できることを自由にやればいいと思うの
ククリが一番すごいなって思うのはおこったり笑ったりしてるいつもの勇者様よ!」
まっすぐな言葉が可愛いらしいですね。しかし話しかけているのはニケとは似ても似つかぬ謎の物体……。
抜けていて夢見がちな天然キャラですが、あざとさや嫌味さがなく、ほのぼのと癒されるヒロインです。
マンガUP!で無料で読んでみる