電車に乗ってるとき、飲食店で注文したものが来るのを待つとき、仕事の微妙な休憩時間、スマホいじってると一瞬で終わりますよね。私もそうなんですけど。ゲーム持ってきてても夢中になって乗り過ごすの怖いし、小説を読み始めるとキリの悪いところで時間になったりするし。そんなジレンマを解決する、1~2駅の間に一遍読み終わる一口サイズの短編集の中で、特に面白いと思ったものを紹介します。

日本SF御三家と呼ばれるうちの一人、ガチガチじゃないので親しみやすいSF作品で老若男女問わず愛され続ける星新一の、「悪魔」をテーマにしたショートショート集。様々な時代や場所を舞台にして、少し皮肉交じりに社会の闇やそこに潜む悪魔たちの存在を描き出している。
- 著者
- 星 新一
- 出版日
- 1975-07-29
ブラックなショートショートといえば筒井康隆のこの一冊も強くオススメしたい。ユーモアと狂気を1:1で鍋にぶち込んで強火で煮込んだような一冊。一遍読み終わってから登場人物たちのその後を想像すると冷や汗が出るものばかり。
- 著者
- 筒井 康隆
- 出版日
- 1980-10-28
私たちの日常には数えきれないほどの「とるにたらないもの」が存在する。今この文章を書いている机の上にもたくさん散らばっている。そのひとつひとつを丁寧に見ることはなかなかしないまま、なくしてしまったり古くなって捨てたりして、やがて記憶からも消えてゆく。
- 著者
- 江國 香織
- 出版日