中国の歴史の中でも三国志は様々な小説や漫画の題材になって日本人にもなじみ深いのではないでしょうか。魏・呉・蜀の三国が並び立つ時代の戦乱と魅力ある人物たちを知ることのできる本をご紹介します。

三国時代はわずか60年間ですが、私たちが想像する『三国志』の時代というのは後漢末184年の黄巾の乱からではないでしょうか。この時代はまだ漢の皇帝がいて、その臣下たちの勢力争いがしばらく続くのです。
- 著者
- 入澤宣幸
- 出版日
- 2014-08-25
208年の名高い「赤壁の戦い」は曹操と孫権・劉備連合の戦いでした。天下統一を目指す曹操は黄河より北を支配下におくことに成功して南下を始めます。
- 著者
- 土岐 秋子
- 出版日
- 2010-09-29
勇猛で弓や馬術に秀でた呂布(りょふ)は名馬赤兎(せきと)にまたがり、仕える相手を変えながら獅子奮迅の戦いぶりを見せますが曹操に降服することになります。曹操は彼を用いようとしましたが劉備の諫言に従い、惜しみつつも処刑してしまうのです。
- 著者
- 出版日
- 2013-10-05
漢王朝末の反乱を皮切りに領地や権力を争って離合集散をくりかえす勢力の中から集団をまとめるリーダーが生まれ始めます。そしていったん同盟を結んで共通の敵を倒しても、お互いの利害が一致しなくなると敵対。そんなことを繰り返しながら三国鼎立の状態へと勢力がまとまっていくのです。
- 著者
- 渡邉 義浩
- 出版日
- 2016-03-01
三国志の時代、軍師たちが動かす軍はどのようなものだったのでしょうか。たびかさなる戦で武器や武具が殺傷力のあるもの、攻撃を防げるものにどんどん改良されていきます。鉄器の生産技術の向上で鋭く強靭な槍や刀、薄くても防御力のある甲冑を作ることができるようになったのです。弩(ど)というボーガンに似た弓は射程距離が長いため騎馬隊に対して有効でした。
- 著者
- 出版日
- 2009-04-11
蜀では234年五丈原で諸葛亮が死んだことは国にとって大きな支えを失ったようなものでした。しかしその後を任された蒋琬(しょうえん)その後の費禕(ひい)は堅実で無駄な戦をせず、豊かな蜀の地の利を生かして国力の回復に努めます。惜しむらくは二人とも短命で彼らの死後、蜀はそれまで抑えてた戦を繰り返すようになり、政治では宦官が実権を握り、国力は消耗し、263年魏によって滅ぼされるのです。
- 著者
- 守屋 洋
- 出版日
- 2015-04-18
正史といっても正しいことが書かれているとは限りません。陳寿(ちんじゅ)は晋という国が正統であることを書くべき時代背景の中で三国の歴史を書きました。魏を正統としながらも魏のために晋と戦ったものはいい評価を与えません。
- 著者
- 渡邉 義浩
- 出版日
漢王朝という国が混乱に陥り、崩壊に向かいつつあるときは、誰かか新しい権威となることのできるチャンスの時でもありました。そんな時に求められるのは大勢の人を率いまとめられるリーダーではないでしょうか。また自分はリーダーの器ではないという人は「誰につけばいいか」ということを考えるでしょう。
- 著者
- 守屋 洋
- 出版日
- 2008-09-20
三国志に関係する本を読んでいると、よく「禅譲(ぜんじょう)」という言葉が出てきます。これは帝王がその位を世襲するのではなく、支配者としてふさわしい素質を持ったものに受け継がせるという方法です。儒教での理想の政権交代の形でした。
- 著者
- 渡邉 義浩
- 出版日
- 2012-06-12
この本は『三国志』を書いた陳寿に対して著者が思いをめぐらせて、歴史家の彼がどのように三国の時代を見ていたのかを想像してその推測を記述しています。
- 著者
- ["中村 愿", "安野 光雅"]
- 出版日
様々な形でメディア化してきた『三国志』。今回は、コメディ作品で多くのヒット作を生み出してきた福田雄一が解釈した『三国志』が『新解釈・三国志』として映画化し、2020年12月11日に公開します。
主人公は、蜀の初代皇帝・劉備玄徳に大泉洋を迎えています。福田監督は「劉備が大泉洋でなければやる意味がなかった」というほど。
初めてタッグを組む二人の化学反応が気になりますね。
映画『新解釈・三国志』公式サイトでは、ビジュアルや最新情報が公開されていますので次日ご覧ください。
メイキング映像も公開されており、笑いの絶えない緩い雰囲気の撮影現場を覗き見することができます。あわせてご覧ください。
三国志を理解するための本の数々、いかがでしたでしょうか。ひとびとの思いが錯綜する時代が今の私たちをひきつける、そんな魅力を伝えてくれる本です。これらの本を書いた著者も三国志を好きな人たちにちがいありません。