「性癖の博覧会」ともいえるくらいの広がりを見せるBLの世界。そんな中、これ!とピンポイントにはまる一冊を見つけるのは意外とコツが必要だったりします。この記事では「鬼畜」をテーマにランキング形式でおすすめの漫画をご紹介します。

「なんでもするから!」のやり取りはもはや鉄板となりつつある昨今ですが、こんなにも鮮やかになんでもさせてしまう野島のお手並みにはあっぱれ!と言うしかありません。
- 著者
- 春田
- 出版日
- 2016-03-15
鬼畜度:★☆☆☆☆
俺様イケメン千紘に捕まったのが運のツキ。「俺見て勃てるとかきもちわりい」といい迷惑な勘違いをされてから、DTリーマン佐藤は公衆トイレであっという間に処女喪失。BLらしい多少の無理やり展開も、疾走感抜群で爽快なアホエロに仕上がっている作品です。
- 著者
- おわる
- 出版日
- 2014-10-17
本作の見所は、やはり暴君な千紘によるプレイ。佐藤はお尻にローターを入れられたまま出社させられたり、推しセクシー女優のAVを流しながら同じプレイをさせられたりと、なかなかの扱いをされます。が、いじめられる佐藤があまりに気持ちよさそうなので、かわいそうという感情が一切湧いてこないんですよね。いいぞ、もっとやれ!
さらにそんな過激なプレイだけではないのが本作の魅力。攻めの過去やひとりの人間としての一面が描かれることで、マイルド仕様に。すれ違いながらもなんだかんだ惹かれ合ってしまう2人に思わず胸キュンしてしまう、鬼畜BL初心者におすすめの1冊です。
鬼畜度:★★☆☆☆
Q:主人公・伏見が第三者だなんて、そんなのアリですか?
A:アリです。
そう、本作は主人公・伏見が第三者視点という珍しい作品。彼が終始覗きや妄想に徹しており、読者も密かな覗き体験を味わえるという新感覚の鬼畜BL漫画です。
- 著者
- 山本 アタル
- 出版日
- 2015-09-23
プライドの高い十鳥を組み敷いて、啼かせて、消えない傷をつけてやりたい!と復讐を誓った伏見が、逆に朝比奈という男に先を越されてしまう、という冴えないデバガメストーリーの本作。
犯されそうになっても生意気な態度をやめない十鳥が、鬼畜ヤンキー朝比奈にグズグズに熔かされていく姿に身悶えてしまうことでしょう。体育倉庫で、教室で、トイレで、保健室で……。校内のあらゆる場所で鬼畜なプレイに興じることが出来るのも高校生ならでは。そしてそれをただ覗いていることしかできない伏見……。そんな謎の三角関係が面白いストーリーです。
また、ドS美少年×ドMヤンキーによる同時収録作品「いじめてウサギくん」もキュートな鬼畜っぷりがたまらないストーリーですので、そちらも一緒にお楽しみください。
鬼畜度:★★☆☆☆
不摂生ばかりしているダメ人間の太郎と、爽やか年下イケメン治樹の、SMセックスから始まる『美しい野菜』。しかしそんな衝撃の始まりながらも、本作では心の交流から目が離せません。
- 著者
- 松本 ミーコハウス
- 出版日
- 2013-10-25
治樹との濃厚なセックスによって、それまで何となく自分が空っぽだと感じていた太郎が、ド淫乱な自分ごと受け入れて人間的に成長していくという過程に、鬼畜にも関わらずほのぼのとした温かさを感じます。肉体だけの関係ではなく精神的に寄り添っていこうとする2人の心の機微をしっかり描いており、読みごたえ抜群です。
もちろん、その精神的交わりとともに、SMスイッチが入った2人のプレイ、普段とは異なるギャップのエロさも見所。ドMやド淫乱など、人に言いづらい性癖は、それを受け止めてくれる器を持つ人がいないと解放できないんだなあとしみじみ感じさせられます。
だからこそ2人の出会いがさらに運命に感じられ、鬼畜なプレイを通じて「幸せ」というものを感じられます。SMもストーリーも楽しみたい方に特におすすめの作品です。
受けの飛田が真性のドMなだけあって、プレイは縄やハサミ、手錠を使うなど本格的。飛田が真澄の名前を呼んだらプレイは終了。そこでプツンと切れていた二人の疑似SMの関係が、お互いに(特にエスである真澄の方が)悩みつつ、少しずつ少しずつ本当のSとMになっていきます。
- 著者
- 井戸ぎほう
- 出版日
- 2014-11-22
鬼畜度:★★★☆☆
気合いを入れて読んでほしい、衝撃の短編集です。なんとも形容し難い読後感には、いい意味でなかなか感じることの出来ない気持ち悪さがあります。予想外のショッキングな裏切られ方に呆然とすること間違いなし!
- 著者
- 木村 ヒデサト
- 出版日
- 2015-07-23
ゴミだらけの汚部屋でグチャグチャになりながらの首絞めえっちに蕩ける「よろこびの先鋒」は夏の湿度と汗臭さ漂うSMラブ。
他、気が付くといつも傷だらけの男を犯している多重人格ストーリー「鹿島くんの知らない日常」や、愛され体質が引き起こす悲劇の問題作「未確認の証明」など、様々なタイプの「被害者
」が見舞われる鬼畜な展開に思わず固唾を吞んでしまいます。
そして特に表題作である「おれ、被害者」の狂気たるや……。
ストーリーは、リア充を逆恨みする冴えないオッサンと、理不尽にも脅されたイケイケ大学生との奇妙な軟禁生活。そこで芽生える新たな気持ちと変化する関係性には萌えざるを得ません。
しかし、そこで油断していると、かなり危険。ラストの大どんでん返しには、軽く三日くらい引きずるほどの破壊力があります。
本作の奇抜なテーマや作風は正直人を選ぶものの、ボーイズ・ラブというジャンルのポテンシャルをこれでもかと感じさせる内容です。日常の温度を感じながらも、その中で発生する非日常体験にゾッとしたい方におすすめです!
鬼畜度:★★★☆☆
感触を再現するほどの妄想力が特技で、触れることなく射精までできるノット・ハンド・オナニーが可能な大野。大野のこの変態性と暮島のSっぷりが見事にマッチしつつも、高校生らしい青さを感じることができるストーリーが詰め込まれた1冊です。
- 著者
- ぴい
- 出版日
- 2014-10-24
「触らないなんてエロくないのでは?」なんて疑問は杞憂に終わります。触らないことで、より攻めからの言葉責めが活きてくるのです。これは世紀の大発見かもしれません……!
そして、触らなくてもイケるけど、実際に暮島から与えられる快楽を知ってしまったらもう戻れない、という展開も見所。現実は妄想よりもっと気持ちよく、それを知った時の大野の顔が、もう……。
そんな性欲だけでなく、ボッチで童貞の大野にとってはすべてが初めての感情で、それらが不安や戸惑いを生み、時に恐怖にもなりえます。どうして俺はあいつが気になるのかとか、どうしてあいつは俺にかまうのかとか。近くにいると苦しいのに、離れているともっと苦しい……。
独りの寂しさや独占欲を知り、苦しむ大野ですが、それこそ策士暮島の思う壺。大野は彼の手のひらで転がされているとは思いもしないでしょう。恐ろしい……。
相対する2人が接近していくというラブストーリーの醍醐味をかみしめながら、鬼畜なプレイも堪能できるという、1冊で2度おいしい作品です。
鬼畜系にも色々な形があるなぁと再確認できる一冊です。
- 著者
- はらだ
- 出版日
- 2015-02-23
本当なら避けられたはずなのに同じ道を辿って殴られにいく三崎のどうしようもない変態的な行動と、そんな彼の殴られる瞬間の期待の表情に出くわして変態だと蔑みながらも体を重ねる釧路のプレイは、最初はかなり乱暴でお尻の穴が心配になるくらい荒々しいものばかり。
- 著者
- たなと
- 出版日
- 2013-10-25
15年前に強姦されてから常に相手から裏切られる恐怖に怯えてながら成長した若江と、15年前に犯した罪を忘れて人並みに幸せに過ごしてきた和田の二人が再会し、若江の中で色々な感情が爆発したんだろうと察せられるあるシーンは必見です。印象的なコマ割りも相まって、背筋がぞくっとする鬼畜っぷりを味わえます。
- 著者
- 深井 結己
- 出版日
- 2007-03-29
初めて会ったはずの自分に対して異様な関心と執着を寄せる男の存在。その男に監禁され、犯され続ける夢に捉われる主人公、浅野克哉の苦しむ姿に痛々しいと思いながらもページを捲る手が止まりませんでした。
- 著者
- Guilt|Pleasure
- 出版日
- 2012-09-10
いかがでしたか?BLは二人の関係性があって成り立つものです。鬼畜、と一口に言っても実に様々。身体的な攻め方、精神的な攻め方。さらに言えば、それが最初から愛ゆえだったりすれば、次第に膨らんでいく愛とか恋の感情もあります。ぜひ一冊、お手に取って楽しんでいただければ嬉しいです。