カッコイイSFというのは、意外に少女漫画では少ない作風です。叙情的なSF少女漫画も捨てがたいですが、男性にも自信を持っておすすめできるSFものを多く生み出してきた、樹なつみの作品をご紹介します。

樹なつみは1993年に『OZ』で星雲賞を受賞し、1997年には『八雲立つ』で講談社漫画賞を受賞しました。1979年のデビューから、現在に至るまで人気作を生み出し続けています。
樹なつみの作品は、緻密で繊細、かつ壮大なストーリーが多いのが特長で、そのテーマは多岐にわたり、例えばオカルトものの『ヴァムピール』や『八雲立つ』、SF作品の『OZ』や『獣王星』など、さまざまです。そういった壮大なテーマでありながら、少女漫画らしい絵が魅力的。さらに、男性キャラクターの設定や描き方には定評があり、女性のあまり登場しない人気作も多くあります。
さらに、樹なつみの少女漫画は映像化されることも多く、『八雲立つ』や『花咲ける青少年』、『OZ』等はアニメ化や舞台化され、さらなる新たなファン層を広げることにつながっているのです。
科学では解明できない存在に人類が直面し、存亡をかけて戦うというSFらしい壮大な物語の少女漫画です。デーモンの設定や研究機関による解明、克服の鍵となる「鎖」との関係などが非常に細かく作りこまれ、全11巻を読み終わったあとにはヘトヘトになってしまうかもしれません。そのくらいの情報量です!
- 著者
- 樹 なつみ
- 出版日
- 2003-08-05
子供たちの弱肉強食サバイバルサスペンスである、1部。大人は子供を産み捨て、食い扶持を稼げなければグループ内から殴る蹴るといった、容赦ない制裁を受けるという……過酷な世界です。
- 著者
- 樹 なつみ
- 出版日
壮大なSF作品も多い中やや異色な本作は、ひとことで言えば、とても楽しい物語になっています。
- 著者
- 樹なつみ
- 出版日
- 2015-03-05
飄々として普段は斜に構えているようなのに、その本質は情熱的で誠実。愛する人のためならば、何をおいても助けにいく……!そんな樹なつみ作品的ヒーローの魅力があちこちで大爆発するのがこの少女漫画です。
- 著者
- 樹 なつみ
- 出版日
ロボットは、人間を害さない。ロボットには、愛が分からない。ロボットの行動は全てがプログラムである……多くのSF作品はこれらを否定し、ロボットがまるで人間のようになり、人間と心を通わせるという筋書きが多いですが、大雑把に言えばこの作品もその一つ。
- 著者
- 樹 なつみ
- 出版日
- 2004-11-05
一作一作が、良質の映画のように印象的なシーンを残すものばかりです。長いおやすみがとれたら、是非一気読みしてみてはいかがでしょうか。おすすめの樹なつみ作品をご紹介しました。