人間の本質的な部分を描き出す鬼才、山本英夫のおすすめ作品をピックアップしました。彼の魅力に取りつかれてみたい方は、ぜひ読んでみてください。

- 著者
- 山本 英夫
- 出版日
- 2015-05-15
怪しい医大生の伊藤に施されたトレパネーションという手術により、左目で人間が不思議な形に見えるようになってしまった名越。伊藤はそれを、他人の深層心理が形を成して映し出されているのではないかと興味を持ち、ホムンクルスと呼ぶようになります。つまりタイトルは名越の見ている異様な人間の姿のこと。様々な心の闇を抱える人々と交流することになっていく名越の物語、不思議な世界から目が離せなくなることでしょう。
実際、自身の左目が映しだす不思議なものにとり憑かれたように、名越はホムンクルスを見ずにいられなくなっていくのです。そうして他人だけでなく、徐々に自分の内面とも向き合っていくことになります。普通は見ることのない世界を見、深く踏み込んでしまった名越を待っているのは一体どんな結末でしょうか。
『ホムンクルス』は人間の深層心理を題材にした哲学的な作品でもあります。名越の見る世界に、漫画を通して踏み込んでみてはいかがでしょうか。
『ホムンクルス』については<漫画『ホムンクルス』が怖すぎ?あらすじ、結末の意味などネタバレ解説!>の記事で詳しく紹介しています。
人の欲望、心の闇、そういったものを題材とした『のぞき屋』。山本英夫作品らしい哲学的な雰囲気を醸しだしています。少しコメディタッチな要素も交えつつ、見を通して人々の心を覗いていく展開は、テンポも良く進むので読みやすくおすすめです。
- 著者
- 山本 英夫
- 出版日
- 2005-09-15
女装した自分に惚れてしまうという斬新な設定からストーリーは始まります。実際、岡間の女装姿がとても可愛らしい!そんな自分自身が理想の女性像となってしまった彼は、自分とそっくりな美少女ミキに出会い一目ぼれしますが、ミキは岡間をキャサリンとしか認識しておらず……という難しい恋模様に発展していきます。下ネタあり、笑いあり、ちょっとシリアスもあり、ドタバタ楽しい展開から目が離せません!
- 著者
- 山本 英夫
- 出版日
透明人間VSヤクザという、一見ぶっとんだとも思える設定にも説得力を持たせてしまう、画力とセンスが光る『アダムとイブ』。その上舞台となるのはなんの変哲もない密室。数少ないキャラクターと変わらない舞台で、読者を飽きさせることなく物語を展開している点も魅力です。
- 著者
- 山本 英夫
- 出版日
- 2016-02-29
- 著者
- 山本 英夫
- 出版日
あまりにも過激でグロテスクなシーンが多いため、お子様や、そういった作品が苦手な方にはおすすめできませんが、ハラハラ感や先が気になってついついページをめくる手が止まらない、そんな人を引き込む勢いと魅力のある作品でもあります。
主人公イチは実は極端なまでのサディスト。もう1人の主人公として物語の主軸を担うヤクザの垣原はマゾヒストであり、この2人の対峙が大きなテーマとなっています。人間の持っているノーマルな感覚を、異常なまでに極端に表現しているのです。
いじめられっ子だったイチが殺し屋として、ヤクザの組を潰していく過激な展開にぜひのめり込んでみてください。グロテスクなものが苦手な方はくれぐれもご注意を。
『殺し屋1』については<漫画『殺し屋1』のハードすぎる魅力をネタバレ考察!>で詳しく紹介しています。
いかがでしたでしょうか。どれもこれも山本英夫の魅力の詰まった作品ばかりなので、ぜひ楽しんでみてくださいね。