3位:アイドル嫌いが、本物のアイドルに『ベリーダイナマイト』
麻衣とくるみのユニットロリータアイドルのお話です。ロッカーになりたかった麻衣は、アイドルとしての自分に嫌気がさしています。もう辞めてしまおうかと思っていた矢先に、ファンの水無月くんと出会うことで、少しずつアイドル活動にやりがいを感じるようになって......。
- 著者
- 中原 アヤ
- 出版日
- 2009-10-25
このランキングで登場した5位と4位の作品は、主人公とその相手との距離感が縮まっていく過程に主眼がおかれています。この作品は主人公のアイドル活動がメインになっていて、毛色の違いが感じられます。
作中に登場するアイドル百人!ishは、すべての萌え要素が入っているグループという設定で、実在のアイドルグループをモチーフにしていることが分かるのでニヤリとしてしまう人もいることでしょう。最後にファンのタマタマ星人が誰だったのか分かるところなどちょっとした伏線があって、先の2作品と比べるとストーリーの幅が感じられます。
2位:中原アヤ作品では珍しいアラサー主人公『ダメな私に恋してください』
会社が倒産して無収入なのに、大学生の彼氏に貢ぎ、借金までしてしまうというダメダメな主人公のミチコ。しかも彼氏だと思っていた大学生には、犬と同等にしか思われていませんでした。
そんな主人公に手を差し伸べてくれたのは、元上司の黒沢主任。元ヤンの黒沢主任は少しキツイけれど、ヤンキーやおばあさんにも慕われている頼りがいのある人です。さらに、家賃の支払いができなくなっていたミチコを父親が経営していた喫茶店の二階に住まわせてくれます。ダメ女ミチコと黒沢主任がどうなっていくのかが見どころの作品です。
- 著者
- 中原 アヤ
- 出版日
- 2013-08-23
これまで中原アヤの作品は高校生を主人公にしていましたが、この作品は珍しくアラサーが主人公です。アラサーなのに、彼氏なし、仕事なし、色気なしのミチコは同じアラサー世代にとっては、重く感じてしまう面もあります。
それでも、中原アヤ作品共通のノリツッコミとテンポのよさは先を読ませる魅力があります。ミチコは確かにダメ女ですが、頼まれた仕事をきちっとこなして、職場では貴重がられる面も。ダメな人生を送っていても、彼女なりに人生を楽しんでいることが感じられるのです。
この作品は、2016年1月にテレビドラマ化されました。ミチコ役は
深田恭子、黒沢役は
ディーンフジオカでした。他の出演者にはミムラや三浦翔平を迎えた豪華なキャストです。魅力的な配役と脚本で、原作のよさ、おもしろさを引き出しつつ膨らませたものになっていました。この作品はドラマと原作を比べる楽しみがあります。
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1位:凸凹コンビと笑いの渦!関西弁トークを満喫できる中原アヤ作品『ラブ★コン』
低身長の男子と高身長の女子が主人公の学園ラブコメディです。主人公のリサと大谷は、最初は犬猿の仲でしたが、音楽の趣味が同じであることや互いに身長がコンプレックスであることなどを知り、次第に惹かれあっていくようになります。
お互いを意識して告白するまでが長いので、感情の浮き沈みを主人公と一緒に楽しめます。二人の高校入学から卒業まで全17巻。既刊の中原アヤ作品の中では一番長いコミックです。最終巻には、スピンオフとして二人の中学時代の話が描かれています。
- 著者
- 中原 アヤ
- 出版日
- 2002-03-25
中原アヤといえば『ラブ★コン』という人は多いでしょう。作者が大阪出身なこともあって、ストーリーは関西弁で進みます。漫才のようなトーク、ボケとツッコミがとても軽快です。大阪の高校生はこんなにみんなおもしろいのだろうかという、大阪人への夢を掻き立てる魅力的な人物がたくさん登場します。
大谷は体が小さいけれど、性格は男前なので「キュン死に」してしまった人はたくさんいるはずです。「キュン死に」とは、リサが作中で使っている言葉です。『ラブ★コン』はコテコテの恋愛ものを読みたい人には期待外れかもしませんが、たまにキュンとしたい人、笑いに飢えている人にはオススメの作品ですよ。
2006年に映画化、2007年にアニメ放送されています。映画化のリサ役は藤澤恵麻、大谷役は小池徹平でした。こちらも原作と映画の違いを比べて楽しめる作品です。