【西原×高須伝説ネタバレ3】高須克弥、脱ぐ
出典:『ダーリンは71歳』
西原がなかなか強力な性欲を発揮しているので、良かれと思ってか高須はよく脱ぎます。ある時はホテルの部屋で脅かそうと思って下半身をさらしてばぁ!FAXを届けに来たコンシェルジュに冷静に対応されます。
ある時は仕事で1ヶ月会えないと拗ねる西原を元気付けようと上着のボタンを外し、新幹線の中から窓に肌をペタリ。乗務員に取り押さえられます。
そして最終形態は『ダーリンは71歳』でのエピソード、西原理恵子の51歳の誕生日のことです。横浜アリーナの歌謡祭のスペシャルゲストととして仕事が入った高須に怒り心頭の西原。彼は西原をなだめるためにこう言います
「キミのために キミのためにっ 脱ぐ」
怒りながらもどうしてこうなったのか考えてる西原。
「ねぇ許可して キミの許可がないと脱げないし ほら早く言って言って ねぇねぇ」
そしてなぜか8000人を前にして脱ぎ、その夜風邪を引くのです。どうして?とりあえず愛だけは伝わってきます。たしかに一番大事なのは気持ちなんですが、なぜ脱ぐ。西原は誕生日に71歳のおじいさんの看病をします……。それも愛ですね。
【西原×高須伝説ネタバレ4】それでもやっぱ好きな人。叙情派の優しさ
出典:『ダーリンは71歳』
しかし、なんだかんだ言ってもふたりは仲良し。ある時、西原の携帯に知らない番号から電話がかかってきます。電話の主は高須でした。彼はいつも持っている携帯を新しくするのに6時間かかるということをわざわざ他の電話からかけてきてくれたのです。
「だから6時間だけ連絡とれないからね 心配しないでね」
自分が心配しないように心配してくれる。そんな優しさをかみしめて西原は仕事を続けます。優しいですね。そしてその優しさに気づけることも恋愛関係では重要になってくるもの。ふたりは本当にお似合いのカップルです。
しかし、1時間も経たないうちに再び高須から電話がかかってきます。「テレビつけてー」そこにはゴミ屋敷をレポートする記者と野次馬たち。そしてその野次馬たちの中に見慣れた金髪の男性が……。高須です。ピースをしながら楽しそうにカメラに写っています。これには西原も呆れ顔。
「ダーリンは恋人の数時間を心配してくれるが
70歳にもなって基本やってる事が小学生」
ギャグと見せかけて叙情的な展開を織り交ぜてまたギャグ。彼女のごちゃまぜの画風のように、面白いものがめいっぱいつめこまれている展開です。下世話に面白かったり、下ネタ満載だったりする彼女の作品は内容や文字が詰め込まれているので読後はお腹いっぱい!
それでもやっぱり叙情的なシーンがほっこりと心に残るのは、それが彼女の経験からくる本物の言葉で描かれているからでしょう。優しい展開こそ彼女の作品の本質なのではないでしょうか。
西原×高須のビッグカップル漫画『ダーリンは70歳、71歳』を読もう!
- 著者
- 西原 理恵子
- 出版日
- 2017-01-19
このほかにも高須が加入する秘密結社フリーメーソンの昇進試験の話や、「お金をまいて大きなお友達をがっかりさせるのが大好き」な高須がお台場のガンダムに高須クリニックのたすき掛けをつけさせたことなど、ワールドワイドだったり、規模が大きすぎたりするネタが多数出てきます。
そしてそのギャグの間に挟まれる西原理恵子の叙情派テイストが感じられる場面はついほろりときてしまいそうなもの。年を重ねたからこそ言える言葉や関係性は学ぶところが多くあります。ぜひ本書でその良さを存分に味わってみてください!