『百万畳ラビリンス』あらすじ
ゲーム会社クラインソフトのデバッカーとして働く礼香と庸子は会社の寮の同部屋に一緒に住んでいます。しかし目がさめるとそこは見慣れたボロアパートではあるものの、空間が自在に無くなったり生まれたりする終わりのない迷宮「百万畳ラビリンス」でした。彼女たち以外の誰とも会うことがないその巨大な空間で、ふたりは現実に戻ろうとするのですが……。
【上巻】ゲーム世界のミステリー。布石が興味を引く!
- 著者
- たかみち
- 出版日
- 2015-08-10
ふたりは迷宮を探検するうちに、ちゃぶ台に置かれた書き置きを見つけます。そこに書かれていたメールアドレスを見ると、クラインソフトのドメインでした。そうしてふたりは、この世界は彼女たちが働いているゲーム会社と関わりがあることを確信します。
やっと見つけたPCからそのメールアドレスへメッセージを送ってみると、返信をしてきた人物は多神大介と名乗りました。多神はクラインソフトの伝説のゲームディレクター。礼香がバイトを決めたきっかけとなった、バグを楽しむゲーム「ダンジョンテール」の製作者でした。
彼は「百万畳ラビリンス」が自身の代表作のモデルだと語ります。時間が無いと言う彼は、ひとまずこの世界を知るためにスマホとゲームコントローラーを手に入れることを指示し、チャットから離れます。
ふたりは多神の指示を受けてキーアイテムを探しながら、「百万畳ラビリンス」の秘密を明らかにしていきます。するとここで目を覚ます前の記憶も徐々に思い出してきて……。
【下巻】明かされていく世界の仕組みと礼香の過去
- 著者
- たかみち
- 出版日
- 2015-08-10
多神の指示通りにスマホとゲームコントローラーを使い、ふたりは迷宮のような世界から「表世界」と呼ばれる現実に似た世界へと赴きます。そこで彼らの敵や、パラレルワールドのような世界の仕組みを理解し、彼女たちの「役割」を多神から知らされるのです。それは世界を救うためにふたりのどちらかが死ぬということ。その難題に礼香は新たな解を見つけ出します……。