世紀末を舞台にした子育てラブコメ『だぁ!だぁ!だぁ!』
中学2年生の光月未夢は、ある日突然、両親からアメリカに行くと告げられます。しかも、宇宙飛行士に選ばれた母と科学者の父は、訓練と仕事に専念するために未夢の面倒はみられないと、未夢を日本の知り合いに預けると言うのです。驚きを隠せない未夢でしたが両親には逆らえず、知り合いの「西遠寺さん」という所へひとり向かうのですが……。
着いた先はなんと、古いお寺! そこには住職とその息子で未夢と同じ年の彷徨(かなた)が暮らしていました。しかし、住職までもが急きょインドに修行へ行くことが決まってしまい、未夢と彷徨はふたりだけで暮らすことに。耐え切れずに飛び出そうとした未夢ですが、その前に現れたのは……!?
- 著者
- 川村 美香
- 出版日
- 2015-07-03
アニメやゲーム化もされた人気作品です。中学2年生の男女がいきなり赤ちゃんを育てることになるという展開。「なかよし」を愛読していた少女達にとっては驚きであると同時にワクワクを掻き立てられたのではないでしょうか。
もちろん、「赤ちゃん」は未夢と彷徨の子ではありません。赤ちゃんのルゥは、「時空のひずみ」に飲みこまれて地球にまでやってきてしまった、宇宙人の赤ちゃんです。それと、ルゥのベビーシッター兼ペットのワンニャーも加え、未夢達は4人で暮らすことになりました。
作品の冒頭で、「この世は世紀末……だからなにが起こるかだれにもわからない――…」と、書かれているように、物語は序盤から予想外の展開がテンポ良く繰り広げられていきます。基本的には、未夢と彷徨をメインとしたコミカルで楽しいラブコメですが、そこにルゥ達が加わった、ちょっと変わった温かい家族の絆を描いています。
未夢や彷徨、それにルゥやワンニャー達がどうなっていくのか、その結末をどうぞ手に取って確認してみてください。
元祖肉食系ガールズの恋物語『うるきゅー』
運動神経抜群で食いしん坊、元気が取り柄の卯月あみと、模試はオールA判定でスタイル抜群、ポエムを書くのが趣味の黒沢のあは幼馴染の15歳。このふたりは何故か幼い頃から好きになる男の子が被ってしまい、その度に取り合ってはフラれるということをくり返していました。
ある日、ふたりは他校生との合コンに誘われます。それぞれ勝負服に身を包み、気合十分で臨んだ合コンでしたが、そこにいたのはオタク、おデブ、不潔男とめちゃくちゃな男ばかり……。耐えられなくなった彼女たちはその場を抜け出してしまいます。しかし、抜け出した先で出会ったのは、多聞(たもん)とトモヒロという、どストライク男子ふたり組でした。
- 著者
- 秋元 奈美
- 出版日
「元祖肉食系ガールズ」との言葉通り、とにかくパワフルな女の子ふたりの物語です。どれくらいパワフルかというと、カラオケでの合コンから逃げ出したあみとのあが、他の部屋で歌っている多聞ととトモヒロを、「キュートな悪ガキ系」と「すっきりクール系」と、自分達の好みのどストライクであると見るやいなや、すぐに「ターゲット照準」して、他人のカラオケ部屋に乱入して歌い出してしまうくらいです。
大人になってから見ると、そのパワフルさについツッコミを入れてしまいたくなるところもありますが、純粋で真っ直ぐな気持ちを持ったあみとのあはとても魅力的で、読んでいるうちにいつの間にか自分まで元気になってしまうでしょう。まさに、恋する女の子は強い! と感じる漫画。恋愛に迷ったり落ち込んでいたりする女性に読んでもらいたい作品です。
大人も楽しめる魔女っ子ストーリー『おジャ魔女どれみ』
小学3年生の春風どれみは、ドジな性格なせいで幼稚園児の妹ぽっぷにもバカにされてしまう始末。どれみはそんな自分のことを世界一不幸だと思っていました。一方で、魔女や魔法に憧れを抱いていたどれみはある日、本物の魔女マジョリカと出会います。
しかし、どれみがマジョリカのことを魔女だと知ってしまったために、マジョリカは「魔女ガエルの呪い」を受け、魔女ガエルになってしまいます。マジョリカを元の姿に戻すため、どれみは同級生の藤原はづき、妹尾あいこ、それに妹のぽっぷと共に、マジョリカの下で魔女見習いをすることになりますが……!?
- 著者
- ["東堂 いづみ", "たかなし しずえ"]
- 出版日
元々はオリジナルアニメとして製作された作品で、アニメ放送とともにコミカライズもされ、「なかよし」で連載されました。小学3年生だったどれみ達が16歳の高校生になった第6シリーズまで作られているロングラン人気作です(2017年現在)。
タイトルの「おジャ魔女」は、どれみ達の師匠でもあるマジョリカが、いつも失敗ばかりで邪魔な魔女見習いのどれみ達を、「おジャ魔女」と呼ぶところからきています。ドジっ子のどれみを始め、失敗を繰り返しながらも頑張るキャラクター達の姿は、子供はもちろん大人もつい応援したくなります。
いわゆる女児向け作品ですが、綿密に作られた構成や設定はとても練りこまれていて、大人が見てもつい見入ってしまう要素がたっぷりです。親子で楽しめることはもちろん、子供の頃に見ていた人は大人になって見たら懐かしい、大人になってから初めて見ても楽しいと思えるなど、世代を超える魅力が長い時間愛されている秘密と言えるのかもしれません。