3位:少女たちの命をかけた戦い『絶対少女聖域アムネシアン』
昔々、此の國を守る結界、龍哭を体に宿す乙女は少女聖域と呼ばれていました。時は流れ現代、その少女聖域を宿す来栖守姫子は、その聖域を暴かんと各地で暗躍する異能集団の九曜に狙われはじめ……。少女聖域を巡って戦いの火蓋が切って落とされます!
- 著者
- 介錯
- 出版日
- 2010-05-01
介錯の作品に多く見られる百合要素が満載の作品。ヒロインの見習いシスター姫子と、死んだはずの姉と瓜二つの名前も同じ少女、千歌音の関係が百合作品好きにはたまりません。
百合要素ももちろん大きな魅力であり、介錯作品らしくもありますが、戦いもこの物語の中で重要なポイントです。可愛い女の子たちが出てきますが、バトルシーンが多く、ダークな雰囲気を醸し出しています。可愛い少女と血なまぐさくもある戦い、一見ギャップとも違和感ともとれる設定がしっくりきてしまうハマり具合なのは、介錯の作画と力量あってこそ。
愛するがゆえに戦いに身を投じてゆくこととなる少女たち。美しいはずの愛が、関係の重しや呪縛に代わってしまう切ないストーリー。介錯の萌える可愛い少女や愛の物語を切なく描くセンスは圧巻です。ぜひ、楽しんでみてください。
2位:シリアスなバトルもの?いいえ、新感覚コメディです!『虹野さん家のホワイトスワン』
母親の妊娠と再婚をきっかけに、娘の白愛はそのあとを継いで、正義プリンセス「ホワイトスワン」として悪の組織「プラチナムX」と戦うことに。
優しく迎えてくれた母の再婚相手と5人の男兄弟たちに迷惑をかけないために、自身がホワイトスワンであることは絶対の秘密。しかし、母の再婚相手家族はプラチナムXの大首領とその幹部たちだった!お互いの正体を知らないまま、両者は戦い続けることになり……。
- 著者
- 介錯
- 出版日
- 2012-09-07
正義の味方と悪の組織が1つ同じ屋根の下という、斬新で新感覚な設定の本作。内容的には、シリアスなバトルではなくコメディ作品なので、どう見てもお互いの正体ばればれでも、それで問題なしの笑えて楽しい展開です。
介錯の作風は絵のタッチやキャラクターから、男性が好む系統が多いのですが、イケメンたちと一緒に暮らすという女子も憧れる最高のシチュエーションもあり、男女問わずおすすめしたい作品となっています。
ヒロインのホワイトスワン、白愛のスタイルの良さと可愛さによる萌え要素は言わずもがなですが、コメディとして笑えるストーリーや展開も用意されている、キャラクター萌えだけに頼っていない完成度の高さがこの作品の最大の魅力です。
優しい兄弟を守るため、正義の味方として悪の組織を打ちのめすホワイトスワン。可愛い妹を守るため、ホワイトスワンと戦うプラチナムの幹部たち。それが1つ屋根の下、日々生活を共にしているというシュールな状況。血なまぐさいシリアスな戦いは苦手という方は、ぜひコメディタッチの『虹野さん家のホワイトスワン』、読んでみてください。
1位:人間は捕食されるだけの存在になってしまうのか!?『赤赫血物語』
とある山奥の小さな村の重要な儀式、契りの日の前日に、主人公の樹は親友と共に狼の血をすする巨大な鹿を目撃。非情なまでの弱肉強食。これが惨劇の幕開けとなります。
- 著者
- 介錯
- 出版日
- 2014-09-09
吸血者と呼ばれる種族によって、人間は家畜として捕らえられ飼育されます。もちろん、餌として。ダークファンタジーなバトルものではあるものの弱肉強食の世界で強者となった人間が、今度は吸血者と呼ばれるさらなる強者に家畜として扱われていく様は、命に関する深いテーマが根源にあることを感じさせます。
一方で、介錯らしい可愛い女の子キャラクターの露出も多く、セクシーな描写も多め。作者の特徴をうまくMIXしたダークファンタジーバトル漫画といったテイストです。清々しいまでにゲスな敵キャラクターを倒すシーンはスッキリすることでしょう。
さらわれた恋人の若菜を救うため、一度は死んだと思うほどの傷を受けても立ち上がる主人公の樹のかっこよさには思わず見入ってしまいます。美しい謎の少女シャーリーの助けを借りて、命をかけて戦う彼を全力で応援したくなること間違いなし。
ダークファンタジーな世界観に、介錯の美少女への愛が詰まった作品、恋人を助けるために戦うという王道的なストーリー性も深いテーマも、最高の完成度で1位にふさわしい作品です。ぜひ楽しんでみてください。