3位:恋愛物語×SF!?斬新なストーリー展開から目が離せない!『パラパル』
石田拓実が描く本作は全9巻、SF交じりのストーリーが珍しい少女漫画です。パラサイトという脳に寄生する謎の宇宙人のハナが主人公・小牧の体内へと侵入するところから物語は始まります。
小牧に寄生した宇宙人・ハナの目的は、地球に亡命した他の仲間達を探し出すこと。ハナが寄生したことによって小牧は嗅覚がかなりよくなり、人の発情の臭いを感知できるようになります。他にも聴覚が優れた男子・鶴見や、誰とでも性交をしてしまう問題ありな女子・黒川、女子を手あたり次第妊娠させようとする超問題児・四条、一見癒し系なのに突然性格が豹変する教師・蓮沼など、驚く設定のキャラたちが登場します。
性的な描写が多めので、大人向けな漫画です。
- 著者
- 石田 拓実
- 出版日
- 2005-09-15
宇宙のどこかにもしもこんな世界があったらという、なかなか恋愛漫画には珍しいストーリー。ありえないキャラ設定や、少し謎解きのような感じもあり、普通の恋愛漫画に飽きた大人女子におすすめな恋愛漫画です。各キャラの背景が意外と複雑で読み応え抜群です。
ハナの影響によって嗅覚が発達してしまった小牧は、人間の発情、性交後、受精、着床などの匂いを嗅ぎ分けられるようになっています。そんな小牧はある日、自分の彼氏と親友から性交後の匂いを感じてしまいます。さらには嘘の匂いまで……。知りたくないことまで気づいてしまい、生きづらさを感じ始める主人公に同情してしまいます。
主人公以外にも特殊な能力の持ち主が出てきたり、新たな恋が芽生えたりと次から次へと気になる要素が出てきます。宇宙人は無事帰っていくのか、小牧の新たな恋は実るのか……一気に読みたくなる面白さです。
2位:優等生な女子の密かな趣味はエロい妄想でした『はしたなくてごめん』
本作は全7巻で完結している、じれったさが癖になるストーリーです。主人公は、明るく誰とでも気さくに話すことのできる優等生の女の子。恋……ではなく、妄想のお相手はクラスメイトの冷たい学級委員長。
男子がお目当ての女子を夜な夜な妄想する漫画は珍しくないかもしれませんが、この漫画の主人公は女の子。しかも、表向きは優等生な学級副委員長。シングルマザーの家庭で育ち、幼いころから家事と妹の面倒を完璧にこなしてきました。そんな良い子が、まさかの喫煙&エロ漫画が趣味だったとは!
ひょんなことでその趣味が妄想相手にバレてしまい、更には一夜をともにすることに。
- 著者
- 石田 拓実
- 出版日
- 2009-12-15
この恋愛漫画の魅力は、甘酸っぱさとじれったさ。なかなか進展しない状況にじれったさを感じますが、「高校の頃はこんな感じだったかも」と、懐かしい感じが魅力かもしれません。そしてそこに特徴のあるキャラ設定が加わります。
最初は与倉の元家庭教師への恋を面白がりつつ応援する真奈緒ですが、ハッキリしない与倉に真奈緒はジュースと称してお酒を勧めます。酔った勢いで真奈緒からキスしてしまい、そのまま一夜を共に。記憶が曖昧な真奈緒に対し、途中で行為を止めたことを打ち明けない与倉。「ハッキリ言えばいいのに!」と思いつつ、このギクシャクした関係が初々しくて可愛く感じます。
与倉が想いを寄せる女性には彼氏の存在が。叶わぬ恋と諦めたい与倉ですが、その先生がかなり思わせぶり……。先生からすると可愛い生徒を世話しているだけかもしれませんが、与倉の方は気が気ではありません。この二人の関係にもじれったさが。
相手を思ってこそ言わなかった言葉、それがかえって誤解を生んだりと、じれったさ満点です。そして話が進むと、真奈緒を横取りしようとする先輩まで現れ……果たして真奈緒は与倉とくっつくのか、先輩とくっついてしまうのか、そして与倉は家庭教師とくっついてしまうのか?
ハッキリしない、なかなか進展しない初々しい恋愛漫画、心の中であれこれ口出ししつつ読んでみては?
1位:元カレにはある秘密が…?石田拓実の人気恋愛漫画『カカフカカ』
失恋、就活、挫折、シェアハウスでの生活、三角関係など、気になる要素が盛りだくさんな本作。引っ越し先のシェアハウスで運命のような再会を果たす、亜希と元カレの本行。しかも偶然体が密着した際、本行の固いものが亜希のおしりに当たります。
「おまえは思春期男子か!」と思う亜希ですが、実は本行には問題が。亜希と別れてから全く立たなくなってしまった、とのこと。しかも合コンで出会った女子とそういう状況になっても反応なし。さすがに落ち込んでいた本行ですが、なぜか亜希には即反応……。
「ヘンな意味じゃなく、協力してほしい」という本行の訴えに仕方なく応え、奇妙な添い寝生活が始まっていきます。
- 著者
- 石田 拓実
- 出版日
- 2014-08-12
2017年3月現在連載中の、石田拓実の人気恋愛漫画です。最近の20代の悩みをぎゅっと詰め込んだようなリアル感にドハマりする読者が続出中。果たして主人公・亜希と元カレの奇妙な関係は可なのか不可なのか……。
強烈な設定に初めから惹き付けられるストーリーです。草食系男子や男の娘など、奥手な男子が増える現代にマッチした内容は、「もしかして実話から来ている?」と思うほどのリアルさです。何を考えているか分かりづらい本行の表情も、実際に居そうな感じがします。
他の石田拓実作品もそうですが、特徴は絶妙なリアルさ。漫画っぽいきゅんとしたシーンももちろんありますが、状況やキャラ設定がリアルなんです。そして、この『カカフカカ』は特に同情すらしてしまうキャラ設定の深さ。
亜希と本行とともに生活する、優しいお兄さんタイプの長谷や美人なあかりもそれぞれ悩みや訳ありな過去を抱えています。亜希に突然執着しだす長谷の過去に納得しつつも……「実は本当の本心は、これなんじゃないか?」と想像したり、なかなか深いキャラ設定、トラウマに心が締め付けられることも。
普通の少女漫画はもう卒業した、そんな大人女子にもオススメしたい、石田拓実の恋愛漫画です。