本の中に知らないことが出てくる。気になるので次の本で調べる。気になることがあったから本を読んでいるのに、またその本で気になることがでてきて、新しい本を読む。 読書とは総じてそういうもので、この無限ループは抜け出せず、もはや抜け出そうとも思っていない。 ただ、こんな本の読み方をしていると、意外と“遠く”まで行けることもあって……。

『田尻智 ポケモンを創った男』(メディアファクトリー、宮昌太朗+田尻智)は、ポケモンを制作したゲームフリーク(発売は任天堂)の社長、田尻智さんのインタビューをまとめた本。いまは社長業がメインだが、90年代はバリバリの制作者だった。
- 著者
- ["田尻 智", "宮 昌太朗"]
- 出版日
- 2009-04-22
結論から書くと、スゴイ人だった。「ゲーム&ウォッチ」や「ゲームボーイ」の開発責任者、といえば凄さが客観的に伝わるだろうか。ただ僕がもっとスゴイと思ったのはその前。玩具の開発だ。
- 著者
- ["横井 軍平", "牧野 武文"]
- 出版日
- 2015-08-06
瞬間接着剤はなぜチューブから出した途端に固まるのか。すぐに答えられる人は少ないと思う。「私たちの身のまわりの多くの「モノ」は、20世紀の科学技術の結晶」と語るこの本は、他にもさまざまな「モノ」の仕組みを解説してくれる。
- 著者
- ["涌井 良幸", "涌井 貞美"]
- 出版日
- 2012-08-01
『WIRED』の創刊編集長であるケヴィン・ケリー氏は、『テクニウム』(ケヴィン・ケリー、みすず書房)で、そのような技術=テクノロジーは全体として、生物学のような形態をとる、と語る。それを例えば生物の進化系統図と、ハンマーの進化系統=バリエーションで説明する。またお互いに支え合いながら進化もする、と。
- 著者
- ケヴィン・ケリー
- 出版日
- 2014-06-20
このあたりで、はたと気づく。「あれ、僕はポケモンについて調べていたはずだ」と。随分遠くまで来ていた。でも、決して悪い旅ではなかったのだ。たぶん。