3位:恋に仕事に大人の女は大変だ『おいピータン!!』
好きな人と食べるご飯はぜったいおいしい!特にラーメンが食べたくなります!恋と食のハーモニーを描くオムニバスショート作品です。
伊藤理佐の描く大人の女は決してカッコよくありません。不倫をやめられなかったり、不倫している夫を責める事が出来なかったり。30を目前に焦るわけではないけどイイ女をするのに疲れたOLや、炊飯器の故障をきっかけに自分の本当の気持ちに気が付いた女性の話などが収録されています。
大人の女ってこんな感じ、いい加減なところもあれば泣きながらラーメンをすすることもある。おでんの注文の仕方で恋をすることだってあるんです。カッコ悪くてもいいじゃない、それが女なんだから!
- 著者
- 伊藤 理佐
- 出版日
- 2003-03-11
タイトルにもなっているピータンことサラリーマンの大森は、冴えない、モテない、大きなお腹とメガネが特徴ですが、実はすっごくかっこいいのです。
「いい女が いなかったんじゃなくて いい女をみつけられなかった おれ なのね きっとね」
(『おいピータン!!』から引用)
おでんの好みが合う事から会社の後輩に恋をした大森が心の中でつぶやく台詞です。
そんなカッコ悪いけどカッコイイ大森を中心に、人から人へ繋がり、広がり、笑いあり、涙ありの様々な物語が綴られていきます。そんな大森と彼に繋がる様々なショートストーリーを覗いてみませんか?
2位:まさか、そこまで開けちゃいますか?『おんなの窓』
離婚、独身、結婚、妊娠、様々なシーンを通して絵がかられる伊藤理佐の赤裸々な日常。そんな日常を得意のギャグと語りでコミックエッセイとしてかかれた『おんなの窓』をご紹介します。
三十路独身の話から始まり、Hギャグ漫画家の赤裸々な日常がついに明らかに。そこまで開けるか!?というくらい、プライベートの「窓」全開の本作は、伊藤理佐本人や彼女を取り巻く家族の日常が満載。
バツイチ独身からまさかの吉田戦車との結婚、40歳での出産とそこから始まる子育て、迫りくる漫画の締め切りに追われながらも笑い満載で過ごす日常を伊藤理佐独特の隠さない赤裸々な表現で見事に描かれています。
- 著者
- 伊藤 理佐
- 出版日
- 2016-02-10
日常の些細な違和感やちょっとした不思議を書かせたら伊藤理佐の右に出る者はいません。
観察眼の鋭さや絶妙なシニカルさもありますが、何よりも著者を取り巻く人々とのやりとりが読者の”あるある”という共感をよび、実話の面白さをこれでもかというほど噛み絞めることが出来ます。
伊藤理佐の出産中に吉田戦車の書いた「おとこの窓」、三十路の女を描いた「妙齢のおねいさん道」も収録されるなど、まさに盛沢山の作品です。
1位:育児あるあるネタならこれ!『おかあさんの扉』
伊藤理佐が40歳で出産したムスメのあーちゃんとオットの人、吉田戦車の日常のアレコレを独特の4コマエッセイ漫画で大暴露。オレンジページの大人気連載がムック本になりました。
子育てってこんなに面白い、子供ってこうだよねーなど、日々の子育てシーンが伊藤理佐の手にかかると爆笑必死の育児あるある本になりました。
作中にあるオットの人である吉田戦車の書きおろしコラム「おとうさんの扉」は日常の育児シーンをストレートに語っており、伊藤理佐の作家としての姿と妻としての姿の双方が垣間見れる作品と仕上がってます。
- 著者
- 伊藤理佐
- 出版日
- 2012-02-17
母親になっても伊藤理佐。上記で紹介した『ステキな奥さん ぶはっ』、『おんなの窓』とはまた一風ちがうテイストで最愛の一人ムスメのあーちゃんの成長を4コマで飾った親子の成長エッセイ漫画です。
ムスメのあーちゃんやオットの人の吉田戦車はもちろん、双方のご両親やベビーシッターのエヌさんなど、登場する伊藤理佐を取り巻く個性豊かな人々との掛け合いのような日常の数々は教訓的な育児書では学べないリアルな子育てにも迫っています。
本書に収録されている「おとうさんの扉」でオットの人である吉田戦車が語る母親の伊藤理佐の姿は、等身大の姿をリアルに語っており、Hギャグ漫画家や女性の本音暴露本というイメージを取り除いた生の姿を垣間見る事が出来ます。
元来のファンにはもちろんのこと、今まで伊藤理佐の作品に触れたことのなかった方や、子育て中、子育ての終わったすべての人に強くおすすめしたい作品です。