秋はなぜか「○○の秋」と、何かと関連づけられることが多い。そのなかでもよく言われるのが「芸術の秋」だろう。 秋に限らず、美術館では企画展が行われているが、この時期に美術館に行く人も多いはず。有名な絵画を見て、「これは教科書で見たことがあるぞ」とは思うものの、絵画の横に掲示してある解説を読んでもちんぷんかんぷんということも少なくないのではないだろうか。 そんなわけで、今回は美術素人が美術館に行く前に読んでおくと、美術館巡りが楽しめるような本を紹介したい。

著者の原田マハさんは元々は森美術館の設立に関わったり、キュレーターもされたりしていた方。 余談だが、公式HPにある「自伝的プロフィール」を読むと波瀾万丈というか、これまでの数々の「度胸と直感」に驚かされる。
- 著者
- 原田 マハ
- 出版日
- 2014-06-27
1冊目は絵画をテーマにした小説を紹介したわけだが、実際に展覧会の舞台裏に迫った作品が、次に紹介する足澤るり子著『展覧会をつくる』だ。
- 著者
- 足澤 るり子
- 出版日
さて、これまで美術館に行ってみようと思ったものの、その画家の生きた時代や絵画の歴史的な位置づけなどが分からずに、解説や企画の趣旨がどうも分からなかったという人は多いと思う。
- 著者
- 山田五郎
- 出版日
- 2011-07-13
美術館には来たものの、どうやって絵画を見れば良いのだろう。いや、見るんじゃない、考えるんじゃない、感じるんだ! そう。絵画を前に逡巡するのもよいのだが、「どうやって絵画を見ればよいの?」という疑問に答えてくれるのがこの『フランス流はじめての名画の見方』である。
- 著者
- フランソワーズ・バルブ・ガル
- 出版日
- 2010-06-09
ニューヨークだとMoMA、パリだとルーブル、フィレンツェだとウフィッツィ……、とアートが盛んな都市にはたいてい代表的な美術館がある。 日本の東京もアートな街だとは言われているが、さて、日本の代表的な美術館は? と聞かれると、答えに窮してしまう。強いて言えば東京国立博物館? あれ、これは博物館か。じゃあ西洋美術館?
- 著者
- 暮沢 剛巳
- 出版日
今回は、キュレーターや展覧会そのものに興味をもってもらうための本を2冊、そして、西洋絵画史の本を1冊、絵画の見方について1冊、美術館を巡る動向についてと、まったく興味のなかった人が興味をもって、そして深みにはまっていけるような5冊の本を紹介した。
1冊目のところでも書いたが、私自身、美術鑑賞について素人だ。ただ、こんな本を読んでから美術館に行ったら楽しめるんじゃないか(実際私は楽しかった)ということで、主に私のような美術鑑賞素人のための本として考えて欲しいと思う。
特に、今回は西洋絵画に焦点を絞っている。日本の美術館には日本画のコレクションや展覧会も多いし、現代アートについては、範囲も広がることもあって省いている。 したがって、美術鑑賞が趣味だ! という人には少々物足りないラインナップだったかもしれない。ご容赦いただければ幸いである。