1:ワールドワイドな人気者、ベアさんが伝授!
『究極のサバイバルテクニック』は、英国陸軍特殊部隊(SAS)元隊員の冒険家ベア・グリルスがその経験に基づき、夏山、雪山、ジャングル、砂漠、海など過酷な環境下でも生き延びられる方法を伝授してくれる、まさに究極のサバイバル指南書です。
まずは軽く著者の紹介をしましょう。英国の元SAS隊員で冒険家でもあるベア・グリルスは、ディスカバリーチャンネルの超人気番組「Man vs.Wild」(邦題は「サバイバルゲーム MAN vs. WILD」)に出演している人物です。この番組は全世界10億人以上に視聴されている人気番組で、出演しているベア・グリルスは日本のファンの間でベアさんの愛称で親しまれています。
そんな人気サバイバル番組の内容は、過酷な環境下に降り立ったベア・グリルスが、ナイフや水筒などのわずかな装備のみで安全地帯まで到達するというもの。自身の置かれている状況や行動を解説しつつ、経験による危機への対処法や時には過去の遭難例なども語りながら番組が続いてきます。しかも彼はかなりのユーモアの持ち主で、独特の名言や、現地調達した、いわゆるゲテモノを食べるときの表情なども人気の秘密のようです。
そんなベア・グリルスが、普通じゃ絶対あり得ないだろう!というほどの過酷な状況下であっても、あらゆる知識と技術を用いて生き延びるサバイバル術を伝授してくれるのがこの書籍なのです。
- 著者
- ベア・グリルス
- 出版日
- 2014-04-18
本の内容は、サバイバルの基本的な知識から極限の状況下での対処法まで幅広く網羅されています。まずは火を起こす方法に始まり、食物の調理法、気象の予想などを解説。そこから徐々に実際の状況を踏まえながら具体的な技術の応用などが解説されていきます。磁石を使わず方角を知る方法や天気の変化を予測する方法などは、サバイバルでなくとも、普通に役立つ知識といえるでしょう。
正直なところ、日本だけでなく世界的に見ても普通ではまずありえない状況で解説される内容も多いので、実用性があるとは言い難いところもあるのですが、そんな突拍子もない内容もこの本の魅力といえますし、過酷な冒険に挑戦しようとする人にとっては心強い味方となってくれることは間違いありません。そういう意味では、冒険をする、しないに関わらず読む価値のあるサバイバル本でしょう。
2:冒険心をくすぐってくれる懐かしい一冊
『冒険図鑑―野外で生活するために (Do!図鑑シリーズ)』は全6章からなっており、歩く、食べる、寝る、作って遊ぶ、動・植物との出会い、危険への対応と、野外で生活するための基本的な知識が詰め込まれているサバイバル本です。松岡達英によるイラストで解説される内容は、子どもにも非常に分かりやすく書かれており、学校の図書館などに置いてあることも多いそうです。
発売から30年以上経ってもなお愛される続けるこのサバイバル本は、子どもの頃に図書館や書店で見たことがあるという方も多いでしょう。この図鑑で解説されている内容は、一般的な野外活動による注意点や技術指南であって、決して厳しい環境化でのサバイバル指南などではありません。しかしそれだけに、小学生や中学生の林間学校などには最適の本といえる内容になっています。実際に学校などでは、野外活動においての教本としても活躍しているようです。
注目すべきは本書のタイトルです。子供であればついつい反応してしまうのがこの「冒険」という言葉。子どもの頃、そのタイトルに惹かれて本書を手に取ってしまったという感想も多く見かけます。そして一度手に取るとわくわくする内容に目が離せなくなるという声も多いのです。
- 著者
- さとうち 藍
- 出版日
- 1985-06-20
冒頭でも触れましたが、本書には実に3000点以上のイラストが丁寧に描かれています。一つひとつの絵に、その植物や動物がどんな性質を持っているかなどが詳しく解説されているのです。子ども心をくすぐるだけでなく、野外において注意すべき動植物などを、絵を見てしっかりと覚えることができますし、それに対する対処なども詳しく学ぶことができます。目で見て楽しみ、知識も得ることができる、まさに一石二鳥の本なのです。
真新しい表現などはなく古臭い印象を受けるかもしれませんが、終始真面目に野外でサバイバル生活をするための方法がつづられる内容と、冒険心をかき立ててくれるイラストは、お子様に贈る本としてもおすすめです。
3:あらゆる災害への危機意識を高めよう!
天災のみならず、犯罪などの日常に潜む危険を回避するための対処マニュアル『21世紀サバイバル・バイブル』。あらゆる危機に対しての対処法が解説された本書には、わたしたちに不足している「危機意識」を高めてくれるという効用もある1冊です。
著者である柘植久慶は作家であり軍事評論家です。過去に傭兵隊の一員としてコンゴ動乱に参加した経歴をもつ彼は、ちょっと言葉は悪いかもしれませんが、いわゆる平和ボケした我々とは違った危機意識を持っている人物といえるでしょう。そんな彼が筆をとったこのサバイバル本には、少々ハードな危機回避術が解説されています。
この本に記される内容は、「自分が生き残る」ための危機回避術、生存術です。著者の経歴が物語っている通り、我々の一般的な考え方に沿ったものとはいえないもので、あくまで「1人で生き残るとすれば」という考え方を前提として読み進める必要があるかもしれません。なぜなら、我々が実際に災害や犯罪に遭遇した際には、他の市民や公的機関と協力するという場面が一般的でしょうから。
- 著者
- 柘植 久慶
- 出版日
しかしながら、あらゆる天災や犯罪に対して著者の独特の対処法が語られる本書の内容は、他に類をなすものがないといえるほど個性的で、サバイバル指南書としてだけでなく、読み物としても面白いと評判が高いのが特徴です。
台風、洪水、火災などの天災から、航空事故、海難事故、ハイジャックなどの人的災害まで幅広く網羅された本書は、危機に備えるという意味では最適の書籍ではないでしょうか。あらゆる災害を想定した解説は、我々の危機意識を高めてくれる効用もありますし、そうやって危機意識が高まれば、実際に災害に備えるための行動力を奮い起こすことにも繋がるのです。
この書籍以外にも、サバイバルや危機管理に対する多数の書籍が同じ著者により発表されていますので、興味のある方は一度調べてみるのをおすすめします。災害に備えるなら、この本を読んでからでも遅くはありません。