さまざまなジャンル、テーマの漫画が出回る中、ここ最近は将棋漫画が熱いです!将棋ってなんだか難しそうだし、お年寄りがするものでしょう?とお思いの方に、将棋の奥深さや楽しさを教えてくれる、最強の将棋漫画をランキング形式でご紹介します。

- 著者
- 羽海野 チカ
- 出版日
- 2008-02-22
アニメ化、映画化するほどの人気を誇る本作は、穏やかな包容力のある、まるで春の暖かさのような、雰囲気をまとっています。零のぽつぽつとこぼす、独り言のようなナレーションもその雰囲気を構成する理由の一つです。日常の風景や自分の心情などを、多面的に語る言葉は、小説のような表現力の豊かさがあります。
零が何かとお世話になっている川島家の三姉妹は、この物語の癒し要員ともいえます。何かと世話を焼きたがるホステスとして働いてる長女のあかり、友人をいじめから庇うほど強く優しい心を持った次女のひなた、まだ保育園に通う年齢である三女のモモ。どの子どもたちも、零の冷えた心を暖めてくれる存在です。
また、ライバルたちも将棋のタイトル戦に強い意気込みを感じています。どんな戦いも、負けて悔しくないものはありません。
零のライバルである二海堂晴信は、小学生のときに負けて以来、ずっと零に勝つことを考えてきました。負けて泣いても必ず立ち上がり、十年近く努力をし続ける彼は、もはや将棋を通して孤独な零に付き添っている親友のようなものですね。
何かと、どこか陰のある表情をしている零に対し、いろんな人が微笑みかけてくれます。頼り頼られることで人の暖かさで触れられ、生きる上で大事なものは何かを教えてくれる作品です。
『3月のライオン』に関しては「漫画『3月のライオン』14巻までの見所を全巻ネタバレ紹介!」で詳しく解説しています。
本作の魅力は、作者自身が将棋に大変詳しいことです。連載時でアマチュア3段、その後アマチュア4段も習得しているほど、確かな実力の持ち主。連載開始時に「少年誌唯一の本格将棋漫画」と称したのも頷けます。
- 著者
- つのだ じろう
- 出版日
- 著者
- 柴田 ヨクサル
- 出版日
- 2006-12-19
菅田は勝負に集中する際、「ダイブ」とつぶやき、盤上の9×9=81マスに意識を潜り込ませ、勝利につながる一手を探ります。菅田の瞳も漫画の絵柄自体も、グニャッと歪み、菅田の脳内はあたかも異次元の世界のよう。グルグル思考を巡らせた結果見つけた必勝法で相手を倒しにいくシーンは、読者を興奮の渦へと巻きこむでしょう。
また、将棋で勝負しているにも関わらず、その実力や形勢を視覚化させ、突然バトル漫画が始まります。それは格闘技であったり、背中に翼が生えたSFのような戦い方であったり、初見の人からすると「これ、将棋漫画だったよね?」と混乱するかもしれませんが、この「意味の分からない迫力」が面白さの秘訣とも言えるでしょう。
この迫力に拍車をかけるのが、作中の絵柄です。吹き出しの中の太くて大きな文字に、登場人物たちのどアップ画。異様なハイテンションとテンポの良さで物語は進み、その勢いを保ったままギャグも入れ込んできます。一度読み始めたら最後、熱い勝負のなかを漂う、この異様な雰囲気に一気に飲み込まれてしまいますよ!
『ハチワンダイバー』に関しては「『ハチワンダイバー』が激アツだから推したい。あらすじ、結末、名言、キャラ」で詳しく解説しています。
主人公である都は、記憶がなくなるという恐ろしい事態にも関わらず、ポジティブに将棋を指すことだけを追い求めます。そんな彼女の屈託な笑顔は、将棋の硬いイメージを払拭してくれるでしょう。
- 著者
- 松本 渚
- 出版日
- 2014-11-10
本作はプロ棋士の橋本崇載が監修を行っているため、作中で描かれる図面や戦法によって、リアルな将棋に触れることができます。第一話で将棋の大まかなルールを説明しているので、全く将棋をしたことがない人でも楽しみながらすんなり読めるでしょう。
- 著者
- 池沢 春人
- 出版日
- 2016-01-04
以上、最強将棋漫画ランキングベスト5でした。将棋勝負を楽しむのもよし、将棋にまつわる登場人物やストーリーを楽しむのもよし、これを機に自分で将棋を指してみるのもよし!これらの作品には、あなたの知らなかった盤上の奥深い世界が広がっていますよ!