高屋奈月はファンタジー系の作品が多く、深い世界観や個性豊かなキャラクター達が暴れまわります。また、彼女の『フルーツバスケット』は国外で最も売れた少女漫画としてギネスに記録された作品ですが、それだけで終わるにはもったいない!高屋奈月の魅力が伝わる作品を5冊ご紹介します。

- 著者
- 高屋 奈月
- 出版日
トオルは天然ですが、どんな事にもめげないひたむきな性格。ゆえに生活は苦しくてもアルバイトをしながら母親と約束した高校生活を送るため前向きに生きています。そんなトオルが偶然、草摩家と関わることで運命が動き出す、家族愛や友情、ラブが飛び交うファンタジーです。
トオルはひょんなことから同じ学校の文武両道の人気者「プリンス・ユキ」こと草摩由希(ソウマ ユキ)と、ユキの従妹で保護者役の草摩紫呉(ソウマ シグレ)の家でお世話になることに。
草摩家は古くから続く名家で、代々12支の秘密を背負っています。12支の秘密とは、物の怪憑きの人間の存在のこと。正確には、12支+猫の13人の物の怪憑きが草摩家にはいるのです。同じ頃、草摩爽(ソウマ キョウ)もシグレの家に居候することになり、4人の同居生活が始まります。
草摩家での生活の中で、ユキとキョウとトオルのラブが動いたり、猫であるキョウが背負った悲しい宿命や、自由になりたいと願うユキの切ない想いを高屋ワールドで描いています。
高屋先生は、伏線の使い方が非常に上手で、最初からたくさんの伏線が張られていて、最期まで綿密に練られて作られたストーリー完成度が高い作品です。キャラも多く個性も強いのですが、1人1人がしっかり生きています。
本作品は主人公の清らかさが物語全体を優しい雰囲気で包み込んでいます。彼女は芯のしっかりした、優しさに溢れた少女で、彼女が母親から言われた数々の言葉を胸に大切に秘めています。
「疑うより 信じなさい」「人は良心を持って生まれてこないんだよ 生まれながらに持っているのは食欲とか物欲などの欲だけ 良心は身体が成長するのと同じで 自然の中で育てていく心なんだ」「透は信じてあげられる子になりな それはきっと 誰かの力になるから」……。(『フルーツバスケット』から引用)
そしてその優しさに、苛酷な宿命を背負ったユキが励まされる姿は読んでいる者も一緒に心を洗われるような気持ちになります。
タマキと共に数奇な運命に翻弄されていくヒロインは、タマキの幼馴染の如月旭(キサラギ アサヒ)。彼女はタマキのことが大好き。アサヒは、邪鬼を祓うことで疲れているタマキのそばに常にいて支え、時にイラつかせることがありながらも、彼の心を癒していました。
- 著者
- 高屋 奈月
- 出版日
主人公の寿は「名無し」で孤児院育ちの16歳の少女。元盗賊で、精神年齢は低いけど、真っすぐな性格です。6歳まで孤児院で暮らしていましたが、孤児院がなくなり居場所を失って、流れの盗賊となって生きてきました。
- 著者
- 高屋 奈月
- 出版日
アツシの中学時代からの片思いの相手は、タカシの従妹で同じ高校に通う中田杏。アンズは本来笑顔の可愛い明るい子ですが、中学時代にいじめにあってからは、いつも下を向いて歩き、1人でいます。そんなアンズが気になって仕方のないアツシ。
- 著者
- 高屋 奈月
- 出版日
主人公は椎名サクヤ、女子高校生。中学進学前に両親が離婚し、父親に引き取られるものの、再婚した父親の奥さんとうまくいかず、父親に捨てられてしまいます。現在は従兄の宮古奏(ミヤコ カナデ)と2人暮らし。高校では星空観賞同好会(通称:ホカン)の会長をしていて、星が大好きな女の子。夜空を見ているだけで、星々が歌い自分を支えてくれていると感じています。
- 著者
- 高屋 奈月
- 出版日
- 2008-01-18