将棋をやったことがある人は、もちろん勝負をかける時の重要性を知っているでしょうが、将棋を知らない方でも、人生のあちこちで決断を迫られる場面に遭遇してきたと思います。今回は将棋棋士の勝負を通じて人生観をテーマに5冊の本を選びました。

精神力や直感力というテーマについて、過去の対局を例に挙げるなど、わかりやすい具体例があります。もちろん将棋をしている人は将棋に活かすこともできますが、これはビジネスの世界でも同様に活かせるテーマであるでしょう。棋士の書いた本だから、将棋のことがメインなのだろうと思いがちですが、買い物などの日常生活からビジネスの話まで、幅広い面で役に立つ言葉が、彼自身の口から語られています。
- 著者
- 羽生 善治
- 出版日
森内氏のファンでなくとも十分楽しめます。理由は、ライバルとどのように対峙していくかという過程が実体験として語られていることにあります。ライバルを持つ方は、勝ち負けにこだわりがちですが、森内氏はそのライバルとの対決を心から楽しんでいます。彼の勝負すら楽しむ姿勢は、ビジネスやスポーツに通じるところがあるでしょう。
- 著者
- 森内 俊之
- 出版日
- 2014-02-03
将棋の技術的な面よりも、この本は精神面でどのようなことが重要なのかを説いています。実際にあった過去のことから現在に至るまで、思考の仕方や集中力の持続させ方を分かりやすく解説しています。入念な準備で対極に臨む様子が、生き生きと描写されており、佐藤氏の真面目で几帳面な性格がよくわかる1冊と言えるでしょう。
- 著者
- 佐藤 康光
- 出版日
- 2015-11-28
本書には、リアリストな彼が、勝負に対してどれほど勝つことに執心しているかだけでなく、心から将棋を愛しているか余すことなく書かれています。熱中すればするほど、将棋を好きになればなるほど、彼は強くなれたのです。これはどんな方にも通じることではないでしょうか。目の前にある物事にいかに熱心でいられるかが、勝負を決めるのです。
- 著者
- 渡辺 明
- 出版日
- 2013-11-20
史上最年少で名人になった彼が、何人も後学の者を従えるようなベテランになってからの視点と昔の名人になりたての若かりし頃の視点とで語っているので、どの世代の方が読んでも共感する部分が多いのが特徴です。
- 著者
- 谷川 浩司
- 出版日
- 2000-12-01
今回は棋士の方から学ぶ決断力、そして思考力など勝ち抜いていくためには必要不可欠なスキルを伸ばすための5冊をご紹介させていただきました。トップエリートの思考はどのようなものなのか、またどれほど情熱や愛を傾けているのかを知ることで、勝負の鍵が見えてくるでしょう。
将棋が好きな方はもちろん楽しめますが、今回紹介した5冊の本はどれもビジネスの世界でトップを目指す方にこそ、読んでほしいものばかりです。プロの厳しい世界で生き抜く彼らの人生観を通して、自分なりの座右の銘を作ってみませんか。